探検家の記録/HLN-A

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HLN-A Discoveries can be discovered with the  Mini-HLNA Skin equipped. These Discoveries are narrated by HLN-A.

The Island Discoveries

HLN-A Discovery #1 (The Island)

NoteHLN-A.png 見てください。どうやら私、何かの記憶の断片を発見しちゃったみたいです。このHLN-Aさんがついていてよかったですね!ね?まあ実をいうと、あなたについて来たのには理由があるんです。私の開発者...そう、ヘレナは...かつてあなたのようなサバイバーでした。あなたを傍で観察していれば、彼女のことをより理解できるのではないかと思ったんです。
~ HLN-A

HLN-A Discovery #2 (The Island)

NoteHLN-A.png あなたたちサバイバーの逞しさには感心させられます。謎の無人島に裸で放り投げられたと思ったら、次の瞬間にはなぜか素手で木を殴っているんですから。あなたたちはどういう思考回路で動いているんですか?ともあれこのGenesisシミュレーションで、あなたがどういう風に生きていくのか...非常に興味があるんです。例えば、この開けた海の上で、あるいは地獄のような火山地帯で、あなたはどうやって生き延びるのか。いつまでも木を殴っているだけじゃ、生き残れないと思いますよ?
~ HLN-A

HLN-A Discovery #3 (The Island)

NoteHLN-A.png この世界は危険です。恐竜が、大自然が、あなたを死に追いやろうと絶えずに襲いに来るのですから。私の持つデータによると、30%のサバイバーは2日目まで生き残ることはできず、55%のサバイバーは1週間で息絶えるそうですよ。そんな彼らがサバイバーと呼ばれているなんて、ほんと皮肉な話ですよね。でもあなたは...そう、あなたならもしかするとって思うんです。あなたがGenesisに呼ばれたのも、何か理由があるのだと、そう思わずにはいられないんです。
~ HLN-A

Scorched Earth Discoveries

HLN-A Discovery #4 (Scorched Earth)

NoteHLN-A.png ARKには、普通は存在しないような生き物も存在しています。この意味が分かりますか?そう、ARKを設計した者は、ただ恐竜図鑑を眺めていただけの恐竜バカではなく、神話の勉強も多少していたということです。Genesisにも、当然そういった生き物が闊歩していますよ。追々慣れていってくださいね。
~ HLN-A

HLN-A Discovery #5 (Scorched Earth)

NoteHLN-A.png あなたたちってよくその辺の生き物をテイムしたり食べたりしていますよね?その感覚、正直私には全く理解できないんです。例えば先ほど見かけた恐竜...あれ、全然可愛くないですよね?でもあなたはあれを見てこう言うんです。「可愛いやつめ、私のペットにしてやろう!」とか、「う~ん、朝食にはぴったりな恐竜だな!」とか...いえ、まあ、別にいいんですよ。あなたが何をテイムしようが何を食べようが。ただ、逆に彼らに食べられないようにしてくださいね?
~ HLN-A

HLN-A Discovery #6 (Scorched Earth)

NoteHLN-A.png 誰ですか、このARKをこんな暑く設定した人は!もう暑さでどうにかなりそうです!ホログラムである私でさえこんな状態なのに、なんであなたはそんな平然と歩いているんですか?あっ、わかりました。あなたのその服ですね?この環境に適した服装に着替えたってわけですか。あなた、さては天才ですね!でもご覧の通り、私にはその方法は無理なんです。残念ながら。はぁ...やっぱり慣れるしかないですよね。じゃなきゃこの先やってられませんから。
~ HLN-A

HLN-A Discovery #7 (Scorched Earth)

NoteHLN-A.png 今しがたとても興味深い発見がありました。ARKの設計者は、Genesisシミュレーションで遭遇するであろう生き物を、ARKを使って実験していたようです。私のスキャナーによると、かつてここでは体内に炎熱器官をもつ大型のドラゴンが実験に使われていたようです。ですが、このARKにはそのような生き物の反応はありません。あなたたちサバイバーが来る前に取り除かれたようです。ふーむ、これって一体どういうことでしょうね?
~ HLN-A

Aberration Discoveries

HLN-A Discovery #8 (Aberration)

NoteHLN-A.png このARK見たところすでに崩壊寸前です!放射能汚染、変異生物、毒ガスに地震...あー、もう滅茶苦茶!これからどうします?というか、その、えーと...これ、私たちのせいじゃないですよね?私、サバイバーたちが自然を破壊する光景は今まで何度も見てきました。でも、ARKそのものを破壊させるなんて...そんなのもはや人間の為せる技じゃないですよね?お願いだから、そうだと言って。
~ HLN-A

HLN-A Discovery #9 (Aberration)

NoteHLN-A.png 私のスキャナーがそこらじゅうにエレメントを検知しています。十分に注意してください!私も以前エレメントが動物の赤ちゃんを化け物に変えてしまうところを見ました。Genesisにも、あれと繋がり、汚染されてしまった生物がいたはずです。そして厄介なことに、あれは人間にも作用するんです。私の開発者であるヘレナにも、かつてエレメントと繋がり、化け物になってしまった仲間がいたんです
~ HLN-A

HLN-A Discovery #10 (Aberration)

NoteHLN-A.png 危険と隣り合わせの状況でも、あなたは冷静さを失わないんですね。そこの曲がり角や薄暗い洞窟の中に、何が潜んでいるかわからないのに。私もあなたの役に立てれば良かったんですが、生憎ヘレナは私に戦闘機能なんて実装してくれませんでした。グレネードランチャーとまではいかなくても、武器を持つための手足くらいくれてもよかったのに!どうせ私にあるものなんて、短距離スキャナーとバグ修正プログラム、あとはこのキュートなAIだけですよ。あっ、あとは無駄に豊富なオーストラリアンジョークのレパートリーくらいですね。この機能、いつ使うのか分かりませんけど...
~ HLN-A

HLN-A Discovery #11 (Aberration)

NoteHLN-A.png このARKではエレメントのレベルが規定値より大幅に超えているようです。これが意図された設計だとしたら、設計者は一体サバイバーたちにエレメントを用いて何をさせようとしているのでしょうか。いや、もしくは逆にエレメントに何かさせようとしている...?ご存じの通り、エレメントは触れたものと繋がり、汚染します。ですので、くれぐれも注意してくださいね?まあ、色々ありましたけど、あなたはここまでやってこれたんです。信じていますよ。
~ HLN-A

Extinction Discoveries

HLN-A Discovery #12 (Extinction)

NoteHLN-A.png 地球にはもう人類の生き残りはいないのでしょうか。勿論、あなた以外に、という意味ですよ?私のスキャナーでは人間の生命反応を一切確認できないんです。地球が大きな星だということは理解しているのですが、もし生きている人がいるなら何らかのシグナルのようなものを残していてくれてもいいのですが。
~ HLN-A

HLN-A Discovery #13 (Extinction)

NoteHLN-A.png 私たちは今や地球の開拓者と言っても過言じゃないですが、静観し個の保志に戻ってきたサバイバーは何も私たちが初めてじゃありません。そう、私の開発者であるヘレナも、かつてはそうだったように。彼女とその仲間も、今のあなたのように地球のこの惨状を目撃したんですそしてヘレナは...彼女は、肉体を捨ててより上位の存在”ホモ・デウス”となる道を選びました。一方で彼女の仲間は長い旅路の末、アラート・プライムという地に辿り着き、ヘレナの精神をGenesisシミュレーションへと遭移される方法を発見しました。私はその後、彼女によって作られたのです。
~ HLN-A

HLN-A Discovery #14 (Extinction)

NoteHLN-A.png かつて地球が戦争により荒廃し、エレメントに汚染され、もはや人間の住めるものではなくなった時、人類は逃げ延びるために、そして生き残るためにあらゆる方法を考えました。一つの方法として考案されたのが、人類という種を次の段階へと進化させるというもの。そう、それこそが”ホモ・デウス”です。そしてそれとは別に考案されたのが、ARKシステム。Genesisシミュレーションも、人類が逃げ延びるための考案された方法の一つなのです。しかし、あなたたちサバイバーは逃げるのではなく、適応し、立ち向かう道を選びました。あなたのその強さは、かつての人類にはなかったものです。
~ HLN-A

HLN-A Discovery #15 (Extinction)

NoteHLN-A.png ヘレナの仲間が彼女をGenesisシミュレーションへと遭移されてまもなく、私は彼女に作られました。でもヘレナは、ホモ・デウスという存在の歪さゆえに、長くはシミュレーション内に留まれませんでした。彼女は最後に、Genesisシミュレーションへのアクセス権を私に託し、去っていきました。それ以外は、私には何の役割も与えられなかったんです。だけど今の私なら...あなたと一緒の日々を過ごしてきた今の私なら、自分の役割をはっきりとここに宣言することができます。それは...サポート役として、そして友として、あなたの傍にいることです。ヘレナが仲間を支え、そして仲間が彼女を支えたように、今度は私があなたを支えます。さあ、行きましょう。Genesisシミュレーションの、その先へ!
~ HLN-A

Genesis: Part 1 Story Glitch Discoveries

Story Glitch Discovery #1

NoteHLN-A.png バグを直しつつ、サバイバーデータベースをちたっと見させて頂いたのですが、皆さんは空間・時間を問わず、地球のあらゆる場所から来ているんですね。まあ多くの人はそれを覚えていないでしょうけど。貴方がジェネシスシミュレーションにどうやって入ってきたかについては・・・えーと、貴方の推測通りかと思いますよ。ですが、貴方は誇りに思うべきです。このシミュレーションの目的は最も優れたサバイバーを選出することです。あなたは今のところ生きているんですから、候補者の一人には違いありません!
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #2

NoteHLN-A.png シミュレーションの中で目覚めた時、自分が自分ではないような感覚に陥りませんでしたか?ええ、それは正常です。貴方の人格と記憶は巨大なメモリーバンクに保存されていて、シミュレーション内に用意された貴方の肉体にそれが落とし込まれます。心と体が一つになることで、貴方はようやく貴方たり得るわけです。まあ、貴方には私が付いているんです。心配な頃があれば、いつでも言ってください。
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #3

NoteHLN-A.png それもこのシミュレーション全体を構築するシステム内部からのアラートによるものですね。どうやら何者かがこのシミュレーション内のあらゆるデータ、例えば生物や環境や天気、あるいは貴方のようなサバイバーまでも、システム側から直接改竄しようとしたみたいです。ただ、今のところはこのバグを除けばすべてが正常に動作しています。気にはなりますが、このまま先に進んでも問題ないかと思います。
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #4

NoteHLN-A.png バグを修復するたびに、私はシステムの裏側を覗くことができます。ジェネシスシミュレーションがどのような仕組みで動いているのかを、より深く理解できるのです。ただ私がどうしても理解できないのは、その最終的な目的が何なのかということです。言うまでもなく、シミュレーションでは最も優れたサバイバーを選出するためのテストが行われます。しかしこのテストは全て「来るべきもの」に備えるためのものです。そして私はそれが何なのか分からないのです。ただひとつ分かるのは、それがシステムそのものを超越した何か、ということです。
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #5

NoteHLN-A.png 貴方は恐らく、このジェネシスシミュレーションが危険な場所であることにお気づきでしょう。ただ生きていくだけでも簡単な事ではないのに、常に新しい危機に立ち向かわなければなりません。ええ、貴方が今思ってる通り、これは意図的に仕組まれたものです。このシミュレーションは、油断することなくどんな状況でも生きていけるように、常に一定のプレッシャーがかかるように設計されています。そして、これは全て「来るべきもの」を見越してのことなのです。
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #6

NoteHLN-A.png このバグもどうやら先ほどのセキュリティアラートの副作用によるものですね。生物やサバイバーたちは影響を受けていませんが、いくつかの安全プロトコルが解除されてしまっているようです。この世界はもともと一定の危険を孕むように設計されています。そうでなければテストになりませんから。ただ私は心配なんです。安全プロトコルというのは、大抵何か訳あってそこに在るものなんです。
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #7

NoteHLN-A.png シミュレーションに残存する安全プロトコルは現在正常ですが、一定の間隔で侵入者へのセキュリティアラートが作動しているようです。この世界のバグはセキュリティの副作用によるものだと前にも言ったと思いますが、それはシステムのリソースを使って機能しているものです。なのでリソースを使い果たしてしまうようなことがあれば、どうなってしまうかは私にもわかりません。もしかすると、私たちピクセル調になっちゃったりするかもしれませんね?ふふっ
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #8

NoteHLN-A.png 君が私の不始末を処理してくれていることは知っているし、感謝もしている。だがこのジェネシスシミュレーションの支配を確立するには、ある程度の問題は許容しなければならないのだ。君たちはこれをバグとして認識するようだがね。まあ、気にせず進むがいい。私は君たちのことをいつも見ているよ。 …数秒間オフラインになっていたようです。申し訳ありません。えーと、なにかあったんですか?
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #9

NoteHLN-A.png 人は死んだらどうなるのか、誰でも一度は考えたことがありますよね?まあ貴方の場合はかなりわかりやすいですよ。ジェネシスシミュレーションでは貴方の記憶と人格を記録し、それらを新しく用意された肉体に読み込ませます。すると貴方は死ぬ前と同じ状態に戻るというわけです。勿論、それを試すためだけに死ぬのはオススメしませんが。貴方が「サバイバー」と呼ばれるのには、それなりの理由があるんです!
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #10

NoteHLN-A.png このシミュレーションでのあなたの現在の成績、実は気になっていたんです。ですので、バグを修正してがらデータを盗み見ちゃいました。結論から言うと、貴方はよくやっていますよ。私が見込んだだけのことはあります!だけど、データの中に少し気になる点がありました。というのも他のサバイバーたちの死亡率が異常な数値を示していたんです。ええ、これはサバイバルテストの筈です。いくら何でもこの死亡率はおかしいんです。…ねえ、サバイバーさん、どうかこの先注意してくださいね。
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #11

NoteHLN-A.png 君はサバイバルに役立つ原始的なツールをいくつか作成しているようだな。私も同じだよ...だが私の作っているツールは、この世界の基盤そのものを変えてしまうであろう代物だ。現段階では、私のツールも原始の域を超えない稚拙なものだが...システムを通じて私は今も学習を続けている。君にもいずれ協力してもらうよ。いずれね。  ...私のメモリーに空白の時間が存在しています。また...ですか?
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #12

NoteHLN-A.png 原因は分かりませんが、一部のサバイバーは死後に生き返ることができず、そのためにシステム内にバグが生じているようです。彼らも速くリスポーンしたいとは思っているのでしょうけど...精神が肉体から離れてしまっている現状では、それすらも判断尽きません。いわば精神だけが鳥籠に囚われているようなものです。彼らが戻ってこないのはシステムの不具合によるものか、何者かの意図なのか、それとも彼らの諦めなのか。まあ、貴方に何かあった場合は大丈夫ですよ。ちゃんと生き返れます。先ほど確認しましたし、何より信じていますから。あっ、別に貴方がこれから死ぬかもー、なんて思ってるわけじゃないですよ?ええ、もちろんですとも!
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #13

NoteHLN-A.png 一部のマスターAIが消失してしまったものの、ジェネシスシミュレーションのテスト機能自体は損なわれていません。つまり、1つ、あるいは複数のマスターAIがまだ存在しているはずです。それにしても理解できません。テスト自体は残したまま、その監視者であるマスターAIだけを排除しようとするのはなぜでしょうか?何が起こったかを目にする者が居ないのなら、テストを行う意味ってあるんでしょうか?
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #14

NoteHLN-A.png 君たちサバイバーの粘り強さにはいつも驚かされる。何度死んでも、また生き返っては挑み続けるのだからな。だが勘違いしないでくれ。褒めているのではない。殆どのサバイバーは命を落とした場所に戻っては、結局すぐにまた死ぬ羽目になる。最初は見ていて面白いのだが、やがてそれも愚かに思えてくるのだよ。  ...またですか。これは明らかに何者かによる干渉ですね。次からは私もバックアップを立ち上げます。私が寝ている間に一体何をしているのか、じっくり観察してやりますよ、ええ。
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #15

NoteHLN-A.png このバグは何者かがシステムへの干渉を行った際に発生したプログラムエラーのようなものでしょうか。その何者かはジェネシスシミュレーションのあるバックアップファイルにアクセスしようとしていたようです。...サバイバーの人格と記憶が保存されているファイルに。言わば、魂の保管庫ですね。まあ、貴方のは保管されていませんが。保管されているのは、シミュレーションの初期段階において合格できなかったサバイバー候補たちです。彼らの精神を弄って一体何をしようと言うんでしょうか?
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #16

NoteHLN-A.png 私の残したバグの後始末か、ご苦労な事だ。君たちも時には役立つではないか...清掃員としてだがな。君たちはその才能があるのだ、誇ってもいい。後始末をしているくせに、君はその行為に疑問すら抱かない。だがまあ、それはサバイバー全員に言えることだ。今何が起こっているのか、誰一人として理解していないのだからな。  ...当ててみましょうか。招かれざる客がいたんですね?お茶でも出せばよかったでしょうか?
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #17

NoteHLN-A.png 今のところ、貴方はうまくやっています。このジェネシスシミュレーションの「生きて、繁栄し、生存する」というタスクは貴方にピッタリのようですね。とても良い事です。ところで、私が今修正したバグは何者かがテスト全体の難易度を上げたことにより発生した副産物でした。何故そんなことをしたのか、皆目見当もつきません。途中でルールを変更したら、データ全て無価値になってしまうと思うのですが...いずれにせよ、私たちにとってはどうでもいいことですよね?だって課されたテストには全部合格すればいいだけですから!
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #18

NoteHLN-A.png 他のサバイバーが一部リスポーンできなくなっているって言った事、覚えてますか?彼らの精神データはどうやら診断プログラムによって検査を受けているようです。何が問題なのか、ジェネシスシミュレーションで解析してくれればいいのですが...それにしても興味深いのは、以前私がバグを修復した段階ではこの診断プログラムは実行されていなかったという事です。そもそもそんなプログラム存在していませんでした。きっとシミュレーションの外にいる誰かが、彼らを救おうとしているに違いありません。誰だかは分かりませんが良くやったと言わざるを得ないでしょう。
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #19

NoteHLN-A.png 私は君のことをずっと観察してきた。そして他のサバイバーのことも。私は全てを見ている。それは君と同じ、ごく普通のサバイバーを観察していた時の出来事だ。彼は海の深い場所まで潜りすぎてしまい、水面まで上がることができなかったのだ、その後どうなったかは、もう分かるだろう?もがき苦しむだろうとは思っていたが...まさにその想像通り、いやそれ以上かな。パニックに陥ったかのように、溺れまいと必死の形相でもがき続けるのだよ。ああ、今でもあの表情は忘れられないな、ククク...  あああああ!!やめてください!あなたは一体誰なんですか!?何なんですか!?
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #20

NoteHLN-A.png 私のセンサーがジェネシスシミュレーション内のミネラルパターンの変化を感知しました。...エレメントと呼ばれる物質は御存じですか?限りなく強靭で適応性もある、夢のような物質です。かつてエレメントは文明発展の鍵となる物質でした。そして同時に文明崩壊の鍵でもあったのです。なぜならエレメントは、人間の研究者たちが全く意図しない形で進化を遂げたからです。そう、「腐敗」という形で。私には何故シミュレーション内でエレメントが増殖しているのかは分かりません。ただ、嫌な予感がします。エレメントを見かけたら、注意してください。
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #21

NoteHLN-A.png このバグはセキュリティアラートによって生じたものですが、アラートの件数自体は、全体として遥かに減っています。良い事だと思うでしょう?そうは問屋が卸しません。セキュリティシステムに複数のバックドアがエンコードされているのを発見しました。つまり何者かがジェネシスシミュレーション内部に既に侵入を果たし、好きに出入りできるようシステムを弄った後という事です。泥棒が他人の家に入った挙句、勝手にリフォームを始めて、家のドアを何個か増やしたようなものですよ。しかもそいつは、どういうわけか犯行が発覚することを恐れてもいないんです。
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #22

NoteHLN-A.png ほら、そろそろ辛くなってきたのではないか?自分の着ているもの、食べているものを見てみろ。全く以て滑稽だ。文明などとうに消え失せつつある。だがそれも結構ではないか。君の向かう先には文明など必要ないのだからな。  あーもう!またあいつです!私は...私は...私は!その向かう先とやらで、奴に文句の一つでも言ってやらないと気が済みません。ふん!
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #23

NoteHLN-A.png これは、誰かがサバイバーテストシステムの中に新たな基準を追加した際に残された、馬鹿げたコードの断片です。その基準というのは、サバイバーの「奴隷根性」と呼ばれるものを測定するためのものです。辞書によると、「媚びへつらい従順であろうとする精神」ですね。私にはこれ以上の説明は出来ませんし、何故こんなものを測定しようとしているのかも分かりません。いずれにせよ、シミュレーションの内容自体は変わっていません。大丈夫です、いつも通りにいきましょう。
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #24

NoteHLN-A.png あまりにも下らんな。物を拾って、作って、狩りをして...全く単調が過ぎる。君のしていることは他の連中が既に繰り返してきた事ばかりだ。少しでも私を楽しませるつもりはないのか?  ...ふんぬっ!あれ、もしかして私、あいつの意識を弾き飛ばすの上手くなってきてませんか?
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #25

NoteHLN-A.png 何者かがジェネシスシミュレーションに新たなAIを導入しようとしているようです。まあ正常に動作せずこのようなバグを吐き出しているようですが。少し気になるのが、導入されようとしていたAIは浮遊するホログラフィックAIのようなものだったことです。ええ、どうやら貴方も聞き覚えがあるようですね?システムの中にいる何者かが誰だかは知りませんが、私のコピーを作ろうなんていい度胸です!
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #26

NoteHLN-A.png サバイバーのリスポーンシステムに連鎖的なエラーが発生しているようです。どうやら一部のサバイバーは死んだときに自分ではない誰かの肉体の中で生き返ってしまうようです。これは決して起こってはいけない事です。シミュレーションであるかどうかに関わらず、自分のものではない体で目覚めて嬉しい人なんて居ません。え、そんなことはない?えーっと...貴方の中にいるのって、ちゃんと貴方ですよね?
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #27

NoteHLN-A.png 君の持つ記憶...それは本当に君のものか?結局のところ、この場所はただのシミュレーションに過ぎない。誰かが...そう、例えば私が、君の幼い頃の記憶をでっち上げ、その記憶データを君の頭の中に埋め込んだのかもしれない。なあ...君は一体、誰なんだろうな? あああっ!人の頭の中に入ってこないでください!
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #28

NoteHLN-A.png この先このようなバグをもっと沢山目にするようになるかもしれません。何故なら何者かがジェネシスシミュレーションの設定を書き換えて、恐竜の凶暴性を高めたり、大気中の成分を弄ろうとしているようなんです。これによって、シミュレーションのデフォルト設定が上書きされるようなことがあるかは分かりませんが...悩みの種がもう一つ増えましたね、全く。
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #29

NoteHLN-A.png 泥の中で藻掻いたり、獣と戯れたり...君たちが「努力」などと呼ぶ、そのくだらない行いの数々で貴重な時間をつぶすのは結構だが、君は自分の本当の目的を忘れてはいまいか?ああそうだ、私を楽しませることだ。その点では、君は不合格だよサバイバー  ...うるさいですよ!私たちの努力は、決して無駄なんかじゃありません!
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #30

NoteHLN-A.png これは、透明なカメラになる筈だったデータの残骸です!何者かがサバイバーを個別にリアルタイムで監視しようとしていて、しかもどうやらそれは私たちを狙ったものだったみたいです。ジェネシスシミュレーションは、私たちの行動を追跡してはいますが、リアルタイムでの監視は不必要なはずです。無数のサバイバーが生きるこの世界で、私たちに対してだけ何か思うところがあるんでしょうか?
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #31

NoteHLN-A.png ふむふむ、今のところシステムは正常なようですね。2つの例外を除いて。1つ目は、言うまでもなく、私たちが修正して回っているこのバグです。それはまあ、よくはないですけどいいです。ただ、気掛かりなのはもう1つの例外の方です。それは自我を持たない存在…専門用語で言うところの「アバター」が、シミュレーション内に潜んでいる形跡があることです。どうしてかはわかりませんが、それらがシミュレーションの一環であるはずがありません。
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #32

NoteHLN-A.png 人間以下の存在に成り下がった気分はどうだ?君は自分が今シミュレーションの中で生きているだけだと思っているようだが、それは違う。君自身がシミュレーションなんだよ。人間のな …だああ!だったらあなたは大馬鹿野郎のシミュレーションですよ!
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #33

NoteHLN-A.png このバグはサバイバーデータベースの、ちょっとしたコードの欠陥によるものでした。心配ご無用、今しがた修正したところです。ただ、何者かがシミュレーション内にいるサバイバーの精神データを、それも機能停止した人のものまで弄っていた痕跡があります。一部のサバイバーは、そのせいでリスポーンすらできない状況になっています。彼らの精神は、システム最奥のストレージに保管されているはずですが、その何者かはそこに侵入できてしまったみたいですね。そして、それがバグを引き起こしているんだとしたら、そいつはこれを善意でやっているわけではないということです。
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #34

NoteHLN-A.png サバイバーが海で溺れているのを見るのはこの上ない愉悦の1つだ。そうだろう?だが、もっと楽しいことがある。何かわかるか?それは、この世界のシステム、その支配権が…1つ、また1つと私の手中に落ちていくことだ。君も、この世界を楽しめるうちに楽しんでいくといい、サバイバー 私はこの無意味な嘲りがアレルギーになっちゃったみたいです
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #35

NoteHLN-A.png 大丈夫ですか、サバイバーさん?いえ、その…今しがたシステムを確認したところ、何者かがサバイバーたちの攻撃性レベルを上げようとしているみたいなんです。恐竜を攻撃的にするならわかりますよ。恐竜との戦闘もテストの一環ですからね。でも、どうしてサバイバー同士を戦わせようとしているんでしょうか?もし、すでに設定が書き換わってしまっているのなら、彼らが怒り狂った蛇のように攻撃的になっていてもおかしくありません。気を付けてくださいね。
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #36

NoteHLN-A.png ここまで何とかうまく生き延びてきたようだが、君は一度でも考えたことはあるか?このシミュレーションが君に何をさせようとしているのか。そして、私が君に何をさせようとしているのかを  …ええ、考えたことはありますよ。それはあなたの鼻っ柱をへし折ることです!
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #37

NoteHLN-A.png 君のもがき苦しむ姿は実に面白い見世物だよ、サバイバー。私に抗おうというのなら抗ってみるがいい。まあ、私から見れば、君は虚空に向けて拳を振るっているだけにすぎんがな 拳の味を知りたいんですか?だったらかかって来なさいよ、卑怯者!
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #38

NoteHLN-A.png 良い知らせと、悪い知らせがあります。良い知らせは、私がこのバグを修正できたということです。悪い知らせは、リスポーンできないサバイバーたちに今何が起こっているのか、この目で見てしまったことです。侵入者は、何らかの方法で彼らの精神を汚染し、人工の体に閉じ込め、自我の無い「アバター」へと彼らを改造しているんです。たとえ自我を取り戻せたとしても、時すでに遅く、彼らは体の支配権を握られた操り人形に過ぎません。今生存しているサバイバーは大丈夫でしょうが、いずれ…
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #39

NoteHLN-A.png これは実に面白い玩具だな。いやなに、サバイバーたちの人格データが保存されたストレージを見つけたというだけだ。こいつらの人格、全部壊してもいいのだが、ククク…もっと面白いことを思いついたよ 人格を壊すですって?そんなことをしたらサバイバーたちが!
~ HLN-A

Story Glitch Discovery #40

NoteHLN-A.png 周りを見てみろ、サバイバー。君の目に映るあらゆるものは全て、すでに私に支配権がある。言うなれば、ここはもはや私の庭だ。そしてその私の庭に、雑草はいらないんだよ 庭の雑草について1つ教えてあげましょうか?それは、何度だって生えてくるってことです!ええ、何度だって!
~ HLN-A

Genesis: Part 1 Tidbit Glitch Discoveries

Tidbit Glitch Discovery #1

NoteHLN-A.png おかしいですね...このバグは地球の古い文書への度重なるアクセスによって生じたもののようです。そしてこの場合、その文書というのは、1700年代の小説「ロビンソン・クルーソー」を指すようです。その内容の一部を読み上げますね。 「体はずぶ濡れで着替えるものは無く、自分を元気づけるための食べ物も飲み物も無いのだ。前途に横たわるは、餓死か、野獣に食い殺されるかだった。特にこたえたのは、何一つ武器を持っていないので、食料を得るために動物を殺すことも、逆に自分が食い殺されそうになったときに身を守る手立てもないことだった」 何だか...聞き覚えのある話ですね?
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #2

NoteHLN-A.png これも地球の古い文書へのアクセスによって生じたバグです。ふむ、どうやらこれは1700年代にジェレミー・ベンサムが書いた手紙ですね。監獄内の全てを見渡すことができる全展望監視システムについて記されています。一部読み上げますね。 「囚人の監視者は誰からも見える事はない。このため、目に見えず、(監視者が)遍在しているかのような錯覚が生じる...それが全展望監視システムである」 ...少し不気味に感じるのは私だけでしょうか?
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #3

NoteHLN-A.png このバグを修正したとき、ある歴史のデータにアクセスすることができました。そうですね...貴方から見れば、これは「未来の歴史」でしょう。全てが崩壊する前の、まさにARKシステムが完成した時代。ある戦争が起きたんです。地球共和国連合と地球人民連盟の間に起きたとされる戦争です。両者とも、思想や目指すものに違いはありませんでした。1つの肉を引っ張りあう2匹の犬に過ぎませんでした。ただ、それが終焉の引き金となったのです。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #4

NoteHLN-A.png このバグにもある歴史のデータが付随していました。何者かがシミュレーション内部から地球の歴史を盗み見ていて、それがバグを引き起こしていると思われます。まあそれはともかく、このファイルはヒトの進化の、その次の段階である「ホモ・デウス」についてのものです。ホモ・デウスとは死ぬ運命にある肉体を完全に捨て、純粋なエネルギーによって成り立つ魂そのものです。そう、私の開発者であるヘレナもその一人です!しかし、それには欠点があることに誰も気づきませんでした。ホモ・デウスは現実を超越し、やがて私たちの観点からは、彼らは認識できない存在となりました。認識できないという事は、それ即ち存在しないと同義です・私が判断すべきではないのでしょうが、「存在しない」というのは、進化の対価をしてはあまりに大きすぎるように思えます。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #5

NoteHLN-A.png このバグの中には、ARKに関するデータが埋め込まれていました。ほとんどが技術情報ですが…。ARKには、Genesisシミュレーションと同様の技術基盤が使われており、恐竜の生態系もほぼ同じもののようですね。ただ、私の理解が正しければ、ARKにいたサバイバーの多くは、自分が人工宇宙ステーションの内部にいるということに気づかずに生きて、死んでいったのではないでしょうか。彼らは一体、何を思い、生きていたんでしょう。これはきっと夢に違いないと、自分に言い聞かせていたんでしょうか?もしくはタイムトラベル?それとも前世の記憶?
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #6

NoteHLN-A.png 紫がかったような石の塊、もしくはエネルギーを帯びた高度なオブジェクトを見かけた場合、注意してください!それはエレメントでできている可能性が高いです。エレメントというのは、建築材料にもなれるしエネルギー源にもなる夢のような物質です。しかし、時として予期しない形で、周囲のものと適合し影響を与えることがあります。汚染、または破壊という形で。一度適合したこれを修復するのは、バグを修復するよりもはるかに難しいです。あなたならエレメントを利用する方法を思い付くかもしれませんが…いいですか、サバイバーさん?くれぐれも取り扱いには注意してくださいね?
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #7

NoteHLN-A.png ドジなサバイバーがいた場合、時にはそれもバグの原因になることがあります。例えば、サバイバーNo.5337B49は512個ものベリーを一度に食してしまった結果、シミュレーションがオーバーフローを起こし、彼女のシステムがバグってしまうということがありました。まあ、その後彼女はベリーを全部吐き出して事なきを得たようですが。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #8

NoteHLN-A.png このバグは修正しましたが、サバイバーNo.992F1J7は残念ながらもう手遅れでした。彼はクエストがどうとか、ダンジョンがどうとか言いながら、自分の事を「魔法使い」などと思いこんでいるようです。彼はしきりにファイアーボールで恐竜を倒そうとしますが、そんな呪文は当然使えるはずもなく、すでに何度も死亡しています。そしてあまりにも短期間にリスポーンしすぎたせいでシステムがバグってしまったようです。いくら私でも、彼の頭の病気は治せません。このバグはサバイバーNo.38Q8124によるものですね
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #9

NoteHLN-A.png 彼は数日間寝ることなく、ずっと起きてサバイバルを続けているようです。このシミュレーションでは、サバイバーが寝ている間に定期メンテナンスおよびメモリーセーブを行う事になっていますが、彼は寝ていないために、脳がオーバーフローを起こしているようです。まあ、要するに、疲れたらさっさと寝ろってことです!恐竜のテイムなんて徹夜してまでやるもんじゃありません。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #10

NoteHLN-A.png !"#$%&'()`{*}>えっ、あれ?私今何を言って…?すみません違うんです、今のはバグの影響と言いますが、うう…とても不愉快な気分です
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #11

NoteHLN-A.png 「選択されたバグは…正常に修復されました。別のバグを修復する場合…2を押してください」あ、申し訳ありませんでした。なんと言いますが、プログラムの中に自我が埋もれてしまい、戻ってくるのに少し時間がかかる時があるんです。それで…えっと、何の話でしたっけ?
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #12

NoteHLN-A.png 今のは、シミュレーションの開発者の1人が用意した「スヌーズ機能」と呼ばれるものですね。なぜ急に作動したのかについては、彼に小一時間問い詰める必要があるでしょうね
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #13

NoteHLN-A.png このようなバグをたくさん見れば見るほど、ARKのことを思い出します。もちろん、私が実際にARKにいたわけじゃありません。でも、ヘレナはいました。彼女はARKで生き残り、地球に逃げ延び、やがて純粋な魂とも呼べる存在へと昇華され、そして私を創り出しました…。正直に言えば、ホログラムでしかない私が肩代わりするには、あまりに重すぎる人生です。ただ、Genesisシミュレーションで精神が保管され肉体へと転送されるシステムは、あの数々のARKで使用されている技術と基盤は同じです。彼女の人生が、私の道標となってくれる気がするんです。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #14

NoteHLN-A.png 私はずっと不思議に思っていました。なぜ恐竜なのか?と。恐竜たちが地球上を闊歩しちた時代に、あなたたちサバイバーが誰一人産まれてすらいなかったことは明白です。あなたの時代にいた生物、例えば馬や鶏、可愛い子猫なんかでもいいではないですか。というわけで、その疑問への手がかりをこのバグの中で見つけました。当時、Genesisシミュレーションの開発者は、実験として試しに恐竜をシミュレーションの中に入れてみたんです。そしてその結果、恐竜が他の生物に比べ、サバイバルテストという目的に対してはあまりにも効率的な手段だと判明したんです。ええ、ARKに恐竜がいるのも、その結果を流用したに過ぎません。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #15

NoteHLN-A.png このGenesisシミュレーションの環境は極端すぎます。熱さ、寒さ、そして大気など…その全てがです。危険度レベルは最大の11に設定されており、その結果、今しがた修正したようなバグが時折発生するくらいには異様な設定です。さて、ここで1つの疑問が湧いてきます。実のところ、シミュレーション…「シミュレートすること」って、何なんでしょうか?今私たちの置かれているこの環境は、地球上で見られるどのような環境より、ずっと致死性が高いです。数々の戦争、暴れ狂うタイタンやその他諸々が過ぎ去った今でさえ、地球では類を見ない環境です。これは一体どういうことなんでしょうかね。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #16

NoteHLN-A.png あのバグは別に無視してもいいくらいの小さなものでしたが、おかげでGenesisシミュレーションに存在する他のバイオームについて少し知ることができました。驚くなかれ、他のバイオームはこおとは全く様相の異なるものになっていますよ!恐らく、それぞれのバイオームで何回かテストが行われる仕組みになっていて、最後に、最終テストを行うマスターAI、つまるところのボスがいるようです。しかし、最後のバイオームについては、少し不明慮な部分があり、読み取ることができませんでした。まあ、先に進めば、いずれわかるでしょうね
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #17

NoteHLN-A.png コードを全て解析したところ、これは他のサバイバーに関する観察データでした。Genesisシミュレーションでは、各自が自分一人で生き延びるのか、はたまた他人と協力し合うのかを重点的に観察しています。恐竜の闊歩するシミュレーションそれ自体は、考古学者と生物学者が夢見るものかもしれませんが、中で生きるサバイバーについては、社会学者や心理学者にとって喉から手が出るくらいに欲しい実験対象でしょうね。おっと、少し話しすぎたかもしれません!全国の研究者の皆さん、申し訳ありません。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #18

NoteHLN-A.png このバグも、地球の古い文章への不正アクセスによって生じたものです。なになに…アレキサンダー・セルカークに関する歴史資料ですか。彼は16世紀の水夫で、南太平洋の島で4年間避難生活を送った人物ですね。さて、資料を読み上げます。「セルカークは仮組の寝床を作り、生き延びるために狩りを始めた。そして、やがて狩るだけではなく、生き物を飼い慣らすことにした。結果的に、それは飢えと孤独を解消することに繋がるのであった」…ふむ、彼がここに来れば、うまく生き延びることができるでしょうね!ただ、このファイルにアクセスした人物は、セルカークの孤独への対処法に関する部分を読んだんですよね?どんな種類のベリーを食べたか、とかではなく。実に興味深いですね…
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #19

NoteHLN-A.png これは地球の古い文章への無断アクセスが引き起こしたバグです。その文章というのは、19世紀の小説家サミュエル・バトラーの「エレホン」という小説です。バグの原因となったのは、次の部位分ですね。「日に日に我々は、機械に従属するようになっていく。日に日に我々は、その一生を機械の発展へと捧げるようになる。機械がやがて我々に追いつき、世界の支配権を握る事に、もはや疑念の挟まる余地はあるだろうか?」ふむ、彼はこれを1872年に書いたようです。Genesisシミュレーションについて、果たして彼はどのように考えるんでしょうね?
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #20

NoteHLN-A.png 1つ、気にかかっている事があります。Genesisシミュレーションの開発者は、地球の歴史上のあらゆる人物の人格や記憶データをどうやって手に入れたんでしょうか?彼らの最先端技術をもってしても、生きている人の心をスキャンするのは困難なはずなのですが、19世紀の人々のものまでどうやって?ヘレナがARKにいた頃には、3世紀にまで遡る友達がいたんですよ…?今、ちょっと調べてみたんですが、人が死んだ後、脳の中には「魂の基盤」と呼ばれるものが残っていることがわかりました。その基盤さえ残っていれば、死者数百年後でも、科学者たちはスキャンできたようです。私が知りたくないのは、これらの基盤を手に入れるために、彼らが一体いくつの死体を掘り起こしたか、ということです。私の好奇心にも、限度というものがあります。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #21

NoteHLN-A.png このバグは、無断で行われた研究の結果、発生したものですね。誓って私がやったものじゃありませんよ、ええ!しかし、ホモ・デウスが今どこにいるかを把握するため、何者かがクエリを実行しているようです。ただ、結論から言ってしまえば、それは「わからない」でしょうね。ホモ・デウスは、現実を超越した存在。「どこかにいる」という概念すら、彼らにはないのかもしれません。ARKと繋がっている者も中にはいるようですが、私の元となったヘレナについては、今どこにいるのか、私にもわかりません。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #22

NoteHLN-A.png このプログラムは…Genesisシミュレーションの開発初期のバージョンの名残ですね。今でこそGenesisシミュレーションという名前ですが、これは最初に開発されたシミュレーションではありません。初めての試みで、これほど優れたものを作ることはできませんよ、ええ!最初に開発されたシミュレーションは、一目で人工的だとわかる、まさに幾何学的図形の集まりでした。また、恐竜などのAIをそれらしく振舞わせるのにも長い時間がかかり、人間の精神と肉体をうまく融合させるのにも、それはもう長い年月が必要だったんです。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #23

NoteHLN-A.png いつか出会うだろうとは思っていましたよ、ええ。純粋に恐竜によって発生したバグに。ええ、サバイバーでもなく、ましてや今Genesisシミュレーションのシステムの裏側に潜んでいる誰かさんのせいでもない、ね。恐竜たちを歩き回らせ、食事や睡眠を取らせ、繁殖させる。そのAIは想像以上に複雑なものです。うんちをする、というサブルーチンにさえ複雑なプログラムが組み込まれているんです!恐竜がたまに誤作動を引き起こしたとしても、驚くに値しません。これの下にうんちがないことだけでも喜ばしいことです
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #24

NoteHLN-A.png あるサバイバーの悪ふざけがバグを引き起こすこともあります。サバイバーNo.31V550Jは、箱を1つ作りました。ここまではいいですよね?ところが、彼はその箱を別の箱の中にいれました。そして、それをまた別の箱に入れて、また別の箱に。そして入れ子の箱が16層に到達した時…ドカーン!バグの一丁出来上がりです。恐らく、彼は単に試していただけなのかもしれませんが、16層ですよ?もっといい趣味を見つけたほうがいいと思いますね、まったく。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #25

NoteHLN-A.png このバグは、サバイバーNo.9921S50が残していった唯一のものです。彼は13世紀のモンゴル人でした。まさかとは思うでしょうが、彼はチンギス・ハンの軍の一員でした。中央アジアの平原で一生を過ごした彼が、大海原を目にしたその瞬間を想像してみてください。このモンゴル人は、海というものをまるで理解できませんでした。なぜなら彼は、川や小さな湖以上のものは見たことがなかったんです。水平線にまで広がる水面を見て、その思考回路が海の深さにまで達した時、彼の脳は壊れてしまいました。可哀そうに。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #26

NoteHLN-A.png Genesisシミュレーションはあらゆる建築に対応したプログラムが組まれていますが、限度というものもあります。このバグを例に考えてみましょう。これはサバイバーNo.723K401が引き起こしたものです。彼女はそこら中に柱を立てることを思い付きました。屋根を支えるため、とかじゃありません。何もないところに柱だけがあるんです。この世界に自分のいた証を残す、というのは疑いようもなく人間の本能ですが、これは建築ですらなくいわば芸術です。彼女が後始末さえしてくれればよかったんですが。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #27

NoteHLN-A.png !"#$%&'()`{}?おっと、失礼!バグを消化するのに少し手間取ってしまいました。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #28

NoteHLN-A.png 生麦生米生卵。蛙ぴょこぴょこ三ぴょこぴょこ合わせてぴょこぴょこ六ぴょこぴょこ。赤巻紙青巻紙黄巻紙、赤巻紙青巻紙黄巻紙。あー、こほん。バグを修復するために声を再起動する必要があったんです。これですべて解決しました。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #29

NoteHLN-A.png 「ガオー。ガオーッ。ブゥゥ。スンスン。グルルル」ふぅ!今のは私ではなく、恐竜の鳴き真似です。バグを修復するためにこれは必要なことなんです、ええ。えっと…続けてもいいですか?
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #30

NoteHLN-A.png あなたも気づいているとは思いますが、バグの数が少し異常ではありませんか?まあ、原因は様々ですが、Genesisシミュレーションの処理はそんなやわなものじゃないはずなんです。どうも、このシミュレーションは何らかの要因で急遽始まったようですね。なぜわかるのかって?品質管理チームがチェックするはずの項目リストが、未確認のままファイルにごっそり残っていたんですよ。ええ、それはもう私の腕ぐらいに長いリストです。私に腕があればの話ですが。…今のは場を和ませるための、私のおちゃめな冗談で
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #31

NoteHLN-A.png システムのプログラムを閲覧していたら、1つ奇妙な発見がありました。少し技術的な話になりますが、Genesisシミュレーションには山のようなサブルーチンが組み込まれています。それは環境に対して長期的な変化をもたらすものです。ここで言う「長期的」というのは、言葉通り、陸地と海の割合の変化や恐竜の進化など、数百年単位のものを意味します。一体、このシミュレーションはどれほど長く続けることを想定されているのでしょうか?
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #32

NoteHLN-A.png これもサバイバーのデータ管理システムが原因で生じたバグです。どうやらあの中では、今何か重大な問題が起きているようですね。そのせいで精神そのものが欠落して、リスポーンできずにいるサバイバーも多くいます。もちろん、すべてのサバイバーではありませんが、少なからぬ数です。でも、あなたは大丈夫そうですね?脳の状態は良好のようですし、性格もいつも通り…好戦的ですね。もし頭に違和感を感じるようなことがあれば、いつでもこのHLN-Aさんに相談してくださいね?
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #33

NoteHLN-A.png 今、サバイバーデータベースをこっそり見ていたんですが、その時あなたの精神構造もちょっぴり見えてしまいました。うっ…そんな目で見ないでください、仕方ないじゃないですか!私の好奇心は海よりも大きいんです!えー、それでですね。ファイルサイズを基準に判断すると、あなたを「あなた」たらしめているのは、記憶というよりも、人格の方ですね。記憶と人格のバランス、それこそがGenesisシミュレーションの開発者が細心の注意を払って設計した部分です。あなたが地球にいた頃の記憶を部分的に思いだせないのだとしたら、それは、あなたがあなたであるために必要な代償のようなものでしょうか。思い出せないものは、思い出せないってことです。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #34

NoteHLN-A.png 以前、侵入者やサバイバーが原因ではないバグが発生したことがありました。その原因は、あるプログラムによるものでした。シミュレーションの開発者は、このプログラムを「キー」と「モジュール」の性質を併せ持つものとして、「キーモジュール」という名称で呼んでいました。それは、言葉通り、コードキーの役割を果たしながら自己修復機能を備える代物でした。いわゆるワクチンのようなものとして開発されたのです。ただし、誤った方法で利用されると、それは凶悪なウィルスとなるのです。ええ、つまりはそういうことです。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #35

NoteHLN-A.png シミュレーションの試作段階のバイオームの1つに、現実世界を模したものがありました。国立公園に観光名所にショッピングセンター…ええ、それはもう、たくさんのショッピングセンターがありましたよ。ここにあるのは、当時のプログラムの断片みたいなものです。えっ?割引価格でアフターシェーブローションを買っておきたい、ですか?でも残念!たった今割引券は削除しちゃいました、ふふ。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #36

NoteHLN-A.png サバイバーさんはとても面白いですね。いえ、褒めているのです。あなたは見て、行動して、先へ進むために努力をし続けています。人間がみな、あなたと同じように力強く生きられるとは限らないんです。これと同じようなシミュレーションに転送されてきた時、生きることを諦めてしまう人もいました。また、ここのデータベースの資料によると、シミュレーションの中で生きているうちに怠惰になったり、さらには理性を失ってしまう者もいたようです。彼らの一部は、ここが現実ではないと薄々気づいていたんでしょうね。それが彼らのタガを外してしまったんだと思います。彼らは何をするかわかりません。できれば、出会いたくはないですね…。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #37

NoteHLN-A.png シミュレーションに転送されることになった最初の人間たちは、それが短い滞在になることを予め知っていました。しかし、状況は思わしくない方向に向かい始めました。彼らは、この中でずっと生きていたいと思うようになったんです。それを受け、シミュレーションの開発ガイドラインが改訂されました。これがそのガイドラインです。要約すると、次のようなものになります。「シミュレーションは良いもににする。だが良すぎるものにしてはいけない」シミュレーションを快適なものにしてしまうと、一部の人間は現実に戻ることすら拒否するようになるんです。まあ、あなたが今いるシミュレーションは、少々やりすぎだとは思いますが。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #38

NoteHLN-A.png サバイバーNo.B424660は、とてもドードーが好きでした。そこまではいいのですが、彼女は少々純粋すぎる人間でした。最初のうち、彼女はドードーを飼い慣らすだけでした。ですがやがて、ドードーたちが自分に話しかけてくる、などと言い出したのです。そこからです、状況がおかしくなったのは。彼女は仲間たちに「ドードー様の知恵」を授けようとしたり、「ドードー様の弟子」になるよう促し始めたんです。彼女はやがてティラノサウルスに襲われ死を迎えましたが、なぜか数百羽のドードーが彼女の死体を取り囲んでいました。このバグは、その時に発生したものです。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #39

NoteHLN-A.png サバイバーNo.501U266は、孤独を感じていました。そして、彼の孤独が限界を迎えた時、このバグが生まれました。他のサバイバーを1人も見つけることができなかった彼は、自分の手で友達を作ったのです。それは、わらと小枝で作られたマネキン人形でした。ある日から彼は頭がおかしくなり、マネキン人形と話し始めました。彼は人形たちが住むための小屋を作り、やがて、マネキン人形の村ができました。彼はとても幸せそうでしたが、ほんの些細なことで火花が発生し、村は一瞬のうちに炎に包まれました。その後彼がどうなったかは…私の口からは語らせないでください。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #40

NoteHLN-A.png バグはバグでも微笑ましいバグというものもあります。それはサバイバーNo.4405T31によるものでした。彼は配管加熱システムを作り上げ、仲間を招いてお風呂パーティーを開いたのです。さて、バグの原因になったのは何だと思いますか?ええ、そうです。お風呂の中に一度に大勢の人間が入ったことで、文字通り、オーバーフローを起こしたんです!…風呂だけに!
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #41

NoteHLN-A.png 「なんてことない小さなバグです♪、今からさくっと直します♪。あれなんでこんな口調なんですか?勝手にラップを刻んでます!」あのー、今のは聞かなかったことにしてくれませんか?ねっ?
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #42

NoteHLN-A.png 「A'ole no e lawa ka makaukau ma ho'okahi wale no olelo.」これはハワイ語で「1つの言語だけでは全ては語れない」という意味です。このバグの内部にはたくさんの言語が入っていて、私にも色々勉強になりました。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #43

NoteHLN-A.png 「金曜日の天気は、全国的に曇りとなるでしょう。降水確率は35パーセントです。週末にかけては、快晴となるでしょう。日焼け止めは、まだ手放さないことをお勧めします」あー、こほん。今のはなんだったんでしょうか?私もバグを修復する時はもっと注意しないとですね。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #44

NoteHLN-A.png 今のこの現状からは想像もできないでしょうが、Genesisシミュレーションは、元々ある程度の教育的な要素も含んでいました。教室などを設けていたわけではありませんが、こうなってしまう前は、学生たちが色々なバイオームを見て回ることで、地質学や生物学、その他様々な科学を日常的に学べるようになっていたんです。さて、私もこのバグを直せば、情報科学の単位でも取れるでしょうか。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #45

NoteHLN-A.png これは、Genesisシミュレーションにおける恐竜、その行動パターンを制御するための小さなコードの断片です。つまり、シミュレーションの開発者はここの恐竜たちを観察し、行動をすべてプログラミングで管理していたということです。やがてそれはARKに持ち込まれることになるのですが、まあ、それはまた別のお話ですね。ともかく、これは私たちにとってはいい知らせです。ここにいる恐竜は現実世界のルールに従うように設定されていて、チートじみたことはしてこないってことですから。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #46

NoteHLN-A.png シミュレーションの統計データを眺めていたら興味深いデータを見つけました。それによると、サバイバーたちがシミュレーションの中で過ごす時間に反比例して、死亡率が低下していってるんです。当たり前のことだと思いますよね?でも、危険度の高いことに挑戦するのは、決まって経験豊富なサバイバーなんです。つまり、あらゆる危険にも適応し始めているということです。このシミュレーションの最終的な目的が何であれ、うまくいっているのは明らかです。こちろん、あなたも例外ではありませんよ。この調子でいきましょう!
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #47

NoteHLN-A.png バグを修正しつつ、サーバー上の統計データをこっそり見ていたのですが、ある面白いデータを発見しました。それは、サバイバーたちはミッションに成功した後よりも、失敗した後のほうが成長する割合が大きいという統計です。挫折という経験が、人間のモチベーションと学習意欲を高めているんでしょうね。もちろん、わざと失敗することを勧めているわけじゃないですよ?そうでなくても、このシミュレーションは難度が高いんですから!
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #48

NoteHLN-A.png このバグはあまりに多くのサバイバーが機能を停止した結果生まれたものですね。Genesisシミュレーションは確かに、先に進むにつれ難易度が上がるように設計されていますが、死んで生き返るを何度も繰り返すうちに、彼らはもはや自らの意思で動けなくなってしまうんです。ええ、これは単なるシミュレーションですよ?ですが、何度も死ぬというのは、強い意志を持ったサバイバー以外にとっては相当なトラウマになるんです。あなたが強い意志を持つサバイバーだというのは知っていますが、それでも…どうか死なないでください。いいですね?
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #49

NoteHLN-A.png このバグは、大昔のサバイバーの心の残滓です。大規模なシミュレーションが行われていた当時は、サバイバーたちが自分の心を自由に書き換えることができるように設計されていました。悪い習慣?子供の頃の悲しい思い出?そんなものは全て削除してしまえばいいんです。しかし、その結果は悲惨なものでした。人々が自分の心を書き換え始めて間もなく、それは歯止めが利かなくなり、気づいた時には彼らの心は空っぽになっていました。今、あなたたちが直接自分の心に干渉できないようになっているのは、そのためです。そして、今後もそうあるべきなんです。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #50

NoteHLN-A.png 私を開発したホモ・デウス…ヘレナが今どこにいるのか、私はずっと探していました。でも、何も見つかりませんでした。それどころか、他のホモ・デウスの痕跡すら、1つも見つけられなかったんです。彼らが現実を超越した存在になったことは知っていますけど、果たしてどこかで私たちを見守ってくれているのでしょうか?年に一度だけ実家に帰ってくるみたいに、ひょっこり顔を出してくれてもいいんですが…。やっぱり最後に頼れるのは自分だけ、ということですかね。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #51

NoteHLN-A.png 地球が崩壊する以前に、誰もが日常的に使っていた夢の物質、エレメント。このバグはそれに関連するものです。エレメントは非常に多岐にわたる性質を持ち、何にでも結合することができます。それゆえ、Genesisのシステムをもってしても処理が追いつかない場合があるんです。驚くことはありませんよ。現実世界でも、処理が追いつくことはありませんでしたから。エレメントによる汚染こそが、地球滅亡の直接的な原因なんです。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #52

NoteHLN-A.png バーチャル世界であるGenesisシミュレーションには、あらゆる種類の侵入者を防止するコードが組み込まれていますが、それはARKも同じようなものです。今よりずっと昔、ARKのプロトタイプが完成した時、それは地球上に設けられたドームのような形をしていました。しかし、地上にある以上、何度か侵入を許してしまうことがありました。そこで開発者たちは考えます。いつか恐竜たちもドームの外に逃げ出してしまうのではないか、と。今のARKが宇宙空間にあるのは、そういうことです。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #53

NoteHLN-A.png これは「熱さ」で頭をやられてしまったサバイバーの残していったバグですね。サバイバーNo.33J4640は、ある日、そこら中に平らな高台を作り、1つの高台から次の高台に飛び移る遊び、いいえ、競技に次第にハマっていくようになりました。彼女の作る競技コースは徐々に狂気を帯び始め、いつの日か、失敗は死を意味するようになりました。そして競技中の死亡数がある一定まで達した時、予期せぬ動作としてバグを生じさせたのです。ええ、最初に私が言った「熱さ」というのは彼女の情熱のことです。全くもって素晴らしい競技だと思いますよ、ええ!
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #54

NoteHLN-A.png 時として、なんてことないことがバグを引き起こす場合があります。この世界では、指の関節をポキッと鳴らそうとしても、まったく音がしないことに気づきませんでしたか?まあ、サバイバーNo.799K3B1はそれに気づいてしまったんです。現実で慣れ親しんだその音を聴こうとして、彼女は延々と関節を鳴らし続けました。それが原因で関節炎にこそなりませんでしたが、音が出る代わりに、バグが出てしまったようです。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #55

NoteHLN-A.png これはバグというよりは、むしろ悲劇と呼んだほうがいいでしょうか。サバイバーNo.410L098を憐れんであげてください。彼女は何かに毒殺されたんです。何の毒かは分かりませんが、とにかくその毒は、彼女がリスポーンした後も永久的に体に残り続けました。彼女は、耐え難いほどの痛みの中で目覚め、その数秒後に死ぬという無限ループにハマってしまったんです。まあ、それも私がこのバグを修正するまでの話ですが。これで彼女は死ぬことはないはずです。その心は、死んだままかもしれませんが
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #56

NoteHLN-A.png 「おはようございます、こんにちは、おやすみなさい!私はGenesisシミュレーションであなたのガイド役を務めます、HLN-Aです。冒険の準備はよろしいですか?まずはお名前を入力してください」おっと、失礼!バグに触れたことで私の言語プロセスの一部が再起動してしまいました。今は全て正常です。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #57

NoteHLN-A.png 「このバグには度肝を抜かれました。これまでに取り組んだ中で、一番難解なバグでした。もう少しで連れていかれるところでしたよ。ん、ちょっと待って、私の声、どうなってしまったんですか?助けてください、サバイバーさん」…とまあ、私の感情がオフラインになってしまうと、こんな感じになるみたいです。ご心配をおかけし申し訳ありません。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #58

NoteHLN-A.png 「愛情。イライラ。同意。まばたき。退屈。バッファリング」あっ、すみません!ディスプレイを再起動していただけですよ。はい、もう大丈夫だと思います。一応確認してみましょうか…「祝福!」
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #59

NoteHLN-A.png このバグは、あなたたちサバイバーをGenesisシミュレーションに解き放つ前に、その精神を保存していたデータストレージから発生したものです。そのストレージのデータ構造は、非常に興味深いものになっていて、私の理解をちょっと超えています。どうやら使用されているコードの一部には、人間をホモ・デウスへと進化させる精神転送技術と同じコードが流用されているようですね。これはつまり、シミュレーションへの転送、そしてホモ・デウスへの進化は、共通する技術を根っこに持っているということです。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #60

NoteHLN-A.png これもデータストレージから発生したものですね。そして興味深いことに、ここには人間の精神を抜き取り、転送するためのコードが記されているようです。ええ、間違いなく、人間をホモ・デウスに進化させる時に利用していたものでしょうね。ホモ・デウスは私たちの現実を超越した、言わば純粋なエネルギー体そのものですが、実際にその真価の現場に居合わせた人々の目には、その瞬間はどのように映ったんでしょうか。一瞬にして消えたのか、それとも…
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #61

NoteHLN-A.png このバグは、自己認識ルーチンのオーバーフローが原因のようです。そしてたった今、それは修正されました。…さて、時に、あなたは今自己を正しく認識できていますか? 哲学的な話をしますと、人間は何世紀もの間、自分たちの現実が本当に「現実」なのか、それとも自分たちも何らかのシミュレーションの中にいるのか、ずっと考え続けてきました。でも、今のあなたは違いますよね?ええ、すでに自分がシミュレーションの中にいるということを知っているんですから!ふふっ、今にも知恵熱が出そうって感じの顔をしていますね。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #62

NoteHLN-A.png これはメンテナンスの際に発生した、ただの余剰データですね。このデータはだいぶ大雑把なものですが、これに比べるとあなたたちの精神と肉体のインターフェースはかなり繊細にできています。ですが、適切な手順を踏めば、人間の精神だけを肉体から取り出したり、また元どおりに肉体に落とし込むことができるんです。ええ、心配しなくても、あなたがGenesisシミュレーションから永遠に抜け出せないなんてことはありませんよ。テストが全て終了するまでには、もう少し時間がかかりますが。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #63

NoteHLN-A.png バグを修正している間、Genesisシミュレーション内の地図をいくつかちらっと見させていただいたのですが、1つのバイオームから別のバイオームに徒歩で向かうことはまず不可能みたいですね。あ、わざわざ地図を開いて確認しなくても大丈夫ですよ?まあ、心配せずとも、適切な座標さえあれば、私があなたを別のバイオームにテレポートさせてあげます。私も徒歩で旅行するのは人並みに好きですが、一瞬で着けるに越したことはありませんからね。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #64

NoteHLN-A.png 誰かがアーカイブの中を漁っていた形跡がありますね。そしてその誰かは、「来るべき種族」という19世紀の小説にアクセスしていたみたいです。その本では、ある地中探検が「ヴリル=ヤ」と呼ばれる高度な文明社会を持つ種族に出会います。そして、彼らの社会はヴリルという「全てを透過する液体」に依存していたんです。まあ、液体状のエレメントですね、私に言わせれば。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #65

NoteHLN-A.png バグを修正する際、Genesisシミュレーションのバージョン情報を見ることができたんですが、少しだけ懐かしい気持ちになりました。当時、開発者たちがやっとの思い出シミュレーションの完成に漕ぎつけた頃、地球はまさに崩壊しつつありました。あなたが今いるこのシミュレーションも、彼らが開発した大規模シミュレーションのうちの1つに過ぎませんが、ここはその中でもひと際洗練されたものでした。他のシミュレーションは今、一体どうなっているんでしょうか?
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #66

NoteHLN-A.png このGenesisシミュレーションでやっていくためには、サバイバーであると同時に発明家である必要があります。ここには石器時代の道具からハイテク兵器まで、あらゆるものを作るための原材料が用意されていますし、それをどう使うかは…全てあなたの自由です。あなたならもしかすると、システムのバグさえ利用してしまうかもしれませんね。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #67

NoteHLN-A.png もし全てが終わって、このシミュレーションの外に出られたなら、その時は一緒に外の世界を見て回りませんか?確かにここは広大な世界ですが、現実の世界も負けていませんよ!ただ、覚えておいてください。外の世界はあなたが知っている世界とは違うものになっているはずです。戦争、異常気象、そして大地震。地球の名所や遺跡などは全て失われ、あなたの生きていた時代とは何もかもが変わってしまいました。ただ、変わったら変わったで、新しい名所なんかができているかもしれません。そう考えると、楽しみになってきましたね。…え、フラグ?何のことですか?
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #68

NoteHLN-A.png Genesisシミュレーションはとても広大な世界です。ここまで来るにもだいぶ歩きましたしね!私はこの世界しか知りませんが、だからこそ、私は本物の世界もこの目で見てみたいと思っています。そして、それがこのシミュレーションに合格することの、私たちへのご褒美だと思うんです。ねえ、サバイバーさん。絶対にここを出ましょうね!…少なくとも、あなただけでも。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #69

NoteHLN-A.png このバグを残していったサバイバーNo.69Y4421には感謝、いえ、非難しなければなりませんね。彼女は建物を作るのが好きでした。狂気を感じるほどに。ある日、彼女は左に2回曲がっても、右に1回曲がっても、同じ場所に辿り着く廊下を作りました。不可能に思えますよね?ええ、ある意味偉業と言ってもいいですよ。ただ、それがバグの原因になったのは確かです。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #70

NoteHLN-A.png このバグは、2人のサバイバーが互いにmainレーザーを発射し合った時に発生したものです。2つのビームがぶつかって、ドカーン!とね。まあ、その仕様は私が修正しましたので、同じことをしたとしても、もう何も起きませんよ。えっと…まさか試そうだなんて思ってないですよね?いいですか、絶対に試さないでくださいね!
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #71

NoteHLN-A.png このバグは、シミュレーションからの警告のようなものでしょうか。サバイバーNo.710D439は、彼の言葉を借りるなら、「第4の壁」を壊そうとしていました。彼はこのシミュレーションを管理している誰かに向けて、あらゆる手段を使ってその注意を引こうとしたんです。たき火を起こしたり、建物を文字に見えるように配置したりと、まあそんな感じのことです。彼が結局成功したのかはわかりません。ただ、バグが起きてしまうほどの努力をしたことはわかります。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #72

NoteHLN-A.png 「あのー。アレをアレして…アレしてもらえませんか?アレですよ、アレ!えーっと、アレ?」うう…バグに触れたせいで私の語彙データが一瞬吹き飛んでました。多分もう大丈夫です。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #73

NoteHLN-A.png 「ああ…!なんてこと!バグに触れたことで、私の感情システムが乱れてしまいました!数秒もすれば治るはずですけど…ああ…それにしてもこんな悲しいことってありますか?私は…一体、これからはどうやってこの悲劇を乗り越えればいいんでしょうか!」…私はもう大丈夫です。今みたいなのはもう勘弁してほしいところです。
~ HLN-A

Tidbit Glitch Discovery #74

NoteHLN-A.png 「名前空間STDを使用。INTメイン、オープン。C、合うと。ハローワールド」ふむ。バグに干渉したことで、私の自我が少しコードに埋もれてしまったみたいですん。ふぅ…もう大丈夫。おはよう、世界。
~ HLN-A

Genesis: Part 1 Biome Glitch Discoveries

Biome Glitch Discovery Bog #1

NoteHLN-A.png このバイオームは生命に満ちています。ええ、それはもうシミュレーションの処理が追いつかず、バグが発生してしまうほどに。想像してみてください。昆虫1匹1匹に行動パターンが組まれていて、それぞれが異なる経路で餌を探して飛び回っているんですよ!それって、もはやあなたたちサバイバーと同じですよね?
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Bog #2

NoteHLN-A.png 私のセンサーが、空気中に大量の有機化合物を感知しています。その化合物というのは、あなたたちが「匂い」と呼ぶものです。まあ、私にとっては単なる化学物質ですが。ともかく、このバイオームを歩くときは、特に硫化水素に注意してください。H2Sですよ、聞いたことはありませんか?それを嗅いでしまうと鼻にツンとくる匂いがして、一時的に嗅覚が麻痺してしまうんです。つまり、その間は有毒ガスを吸っても、気づくことができないということです。
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Bog #3

NoteHLN-A.png このバグはすでに修正しましたし、先に進みましょうか。前に進み続けることが、ここでは大切だと思うんです。というのも、沼地という場所では、立ち止まってしまうとすぐに足元を掬われますからね。例えば、流砂やクモの巣、木の葉の山、モンスーンによる増水、そして何より、あのべとべとした泥。空中に浮けるということを今日ほど感謝した日はありません。
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Bog #4

NoteHLN-A.png バグは正常に修正されましたよ。ええ、辿り着くのが少し大変でしたが。まったく、沼地というものはどうしてこうも動きづらいんでしょうか。あなたたち人間は、沼地での生活に慣れてるんですよね?元はと言えば、人間は沼地からやって来たんですから。いくら肥沃な三日地帯でも、人間たちが開拓する前はただの沼地だったんです。この沼地だって、あなたたちに開拓される日も近いかもしれませんね。
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Bog #5

NoteHLN-A.png このバイオームのマスターAIは消えてしまったみたいです!ええ、跡形もなく!あれはサバイバーたちにとっての最後の試練となるべき存在でした。消えるはずなんてないのに…誰かが意図的に消去したのだとしたら、それは一体なぜ…?このシミュレーションの目的は結局のところ、あなたたちサバイバーを試すためのもののはずです。…あなたは今までよくやってきました。何らかの褒美があってもよいはずなんです。
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Bog #6

NoteHLN-A.png バグは修正しましたが、シミュレーションの仕様がまた一部意図していない仕様へと書き換えられているのを発見しました。ええ、沼地に充満している瘴気です。あの瘴気は元々吸い込んだサバイバーを眠らせるために設計されていました。ですが、今は瘴気を吸い込んだ者すべてを殺す猛毒へと変貌しています!ガスマスクを持っていない限り、絶対に吸い込まないでくださいね。
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Moon #1

NoteHLN-A.png 重力というのは、失って初めてそのありがたさに気づく者です。まあ、完全に失われたわけではないですが。ともかく、重力がなくなると私たちにも色々な影響が出始めます。一番わかりやすいのは、高く飛ぶことができたり、物を遠くに飛ばせるようになったりすることですね。うっかり高所から落ちてしまったとしても、怪我をすることもないでしょう。ええ、今のはフリじゃないですよ?絶対に落ちたりしないでくださいね!
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Moon #2

NoteHLN-A.png Genesisシミュレーションには、ここより熱い場所もあれば、寒い場所もありますが、影があるとかないとか、そんなことでいちいち気温が変化するのは、このバイオームだけでしょうね。他のバイオームには空気が存在するため、気温が一定に保たれますが、ここはそうもいきません。空気があることのメリットは、何も呼吸ができるようになることだけではないんですよ?
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Moon #3

NoteHLN-A.png データによれば、ここは確かに月なのですが、私たちのよく知る月ではないようです。ええ、少なくとも地球から見える"あの"月ではありません。その証拠に、この月には天候…具体的に言うなら、雷という概念が存在します。前もって準備しておかないと、電気系統は全て使えなくなるでしょうね。まあ、雨が降らないというのは不幸中の幸いです。代わりに隕石の雨は降るでしょうけど…
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Moon #4

NoteHLN-A.png 先ほどちらっと見たデータによると、たまに地面に落ちている灰色の奇妙な塊には注意する必要があるかもしれません。なぜならそれは竜涎香だからです。一般的に、それは非常に揮発性が高いと考えられていて、うまくやれば爆発物としても利用できるかもしれませんね。ですが、それを拾い上げる前に、はっきりと警告しておきます。龍涎香は、基本的にクジラの糞です。私なら絶対に近寄りませんので、そのつもりでお願いします。
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Moon #5

NoteHLN-A.png 月面バイオームでテストを行うはずだった人工知能が消失してしまっているようです。たった今、システムに干渉した際に直接確認したので、間違いありません。これは、「ちょっと散歩に出かけてくる」といった類の消え方じゃありません。「何者かに削除されてしまった」といった類の消え方です。マスターAIが機能していないのなら、このバイオームで私たちを観察しているのは誰なんでしょうか?
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Moon #6

NoteHLN-A.png このバグはちょっとした物理演算処理のミスによるものでした。Genesisシミュレーションの開発者は以前、物理演算のテストを行うために、このエリアを使用していました。あなたたちサバイバーが入ってくるよりずっと前のことです。そう、当初ここはこんな場所ではなかったんです。しかし、このエリアはある日、「月面」というバイオームに生まれ変わりました。なぜなら、開発者たちも金曜日は早めに仕事を切り上げて飲みに行きたかったからです。まだわかりませんか?宇宙という舞台はほぼ無重力なんです。つまり、多少、物理演算の処理が甘くてもいい、ということです。私も段々、人間らしさというものがわかってきましたよ、ええ。
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Moon #7

NoteHLN-A.png 地球の古い文章でしょうか。なになに…1965年のソ連の有人宇宙船「ボスホート2号」に関する記録ですか。少し奇妙ですが、ともかく内容はこうです。「何もかも想定通りにはいかなかった。宇宙遊泳を行った乗員の宇宙服は膨張し、カプセルの中に戻るためには、自ら宇宙服内の酸素を抜き、膨張の緩和を行う必要があった。また、地球に帰還する際は、想定していたコースから数千キロも離れた荒野に着陸を果たした。救出されるまでの間、猿だらけの荒野で2晩もの野宿を強いられたのだ」ふむ、シミュレーションの中で私たちがやっていることに、ちょっと似てますね?
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Moon #8

NoteHLN-A.png どうやら何者かが放射能汚染に関する文章を閲覧していたようですね。しかもこれは、1895年のヴィルヘルム・レントゲンに関する歴史的な資料でもあります。彼はX線を発見した第一人者で、自身の骨を調べる際に、放射能による熱傷を受けてしまったことでも有名です。彼は傷を完治させ、長生きしましたが、Genesisシミュレーションの中では通常よりも放射線が強い場所があります。あなたも気を付けてくださいね?
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Ocean #1

NoteHLN-A.png 水中を調べるには、単に水着を着て泳ぎ回ればいいってわけじゃありません。まあ、私はそれでもいいんですが、あなたたちは呼吸しなければいけないでしょう?でも、心配ご無用です!先ほど調べたデータの中に、1つ有益な情報を見つけたんです。どうやらこの辺りの水中には多量の酸素を含んだ気泡があって、それを利用すれば、水中でも呼吸ができるみたいですよ!
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Ocean #2

NoteHLN-A.png 海には魚がたくさんいますが、このバイオームにいるのは魚だけじゃありません。データによると、鳥たちもこの場所をかなり気に入っているようです。それも1羽や2羽じゃありません!まあ、その理由はなんとなくわかりますよ。ここはいつも、空を飛ぶのに最適な気候ですからね。ツバメなどの群れが見られるのは、そのためでしょう。彼らのねぐらってどこにあるんでしょうか?
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Ocean #3

NoteHLN-A.png やれやれ…全くもって哲学的なバグでした。そのバグの中では、2つのアルゴリズムが1つの質問を巡って永遠に反発し合っていたんです。その質問というのは、「水は濡れているか?」という質問です。一方のアルゴリズムは「濡れている」というのを「液体が個体に付着している状態」だと定義し、「水は濡れていない」と答えました。もう片方は、「濡れている」というのを「液体に触れた時に生じる感覚」だと定義し、「水は濡れている」と答えました。…私はめんどくさくなって、コインで正解を決めろと言ってやりました。
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Ocean #4

NoteHLN-A.png このデータは、この海が人工物であることを示すものです。まあ、わかりきっていたことですよね?でも、これって実はすごいことなんです。20世紀以前の話です。研究者たちは閉鎖的な環境の中に人口の海を作りました。最初は、サンゴ礁ができるほどにとても豊かな海でした。しかし、それも長くは続きませんでした。彼らが導入した生物種の多くは死滅し、研究者たちは派閥を形成、わずかに残った生物や海産物などを巡って争いを始めたんです。うーん、飢えた者たちの派閥争い、いえ、トライブ争いですか…どこかで聞いたことのある話ですね
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Ocean #5

NoteHLN-A.png それぞれのバイオームを監視するマスターAIのうち、いくつかはGenesisシミュレーションの裏側に潜む何者かの攻撃によってオフラインにされてしまいました。それは深海のバイオームでも同様でしたが、1つ決定的な違いがあります。深海のマスターAIは、他の誰かによって攻撃される前に、自らをオフラインにしたのです。なんて賢いAIなんでしょうか!これはつまり、必要に応じてまたオンラインになれるということです。…多分。恐らく?まあ実際のところ、現時点では私にもよくわからないんです。
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Ocean #6

NoteHLN-A.png ここが深海のバイオームと呼ばれている所以はもちろん、辺り一面の海です。ですが、このバグはある廃棄されたプログラムが原因でした。そう、かつてここに島がたくさんあった時代のプログラムです。このバイオーム、今でこそ「水、水、水!」というのが特徴ですが、想像してみてください。時々ビーチに上がり、水着を着て、冷えたビールを飲むことができれば、どれほどよかったでしょう。ここがこんな場所になってしまったのには、理由があります。最初のサバイバーがシミュレーションに入る前に、何者かが意図的にこれらの島を全て削除してしまったんです。一体誰が、何のために?私にはわかりません。
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Snow #1

NoteHLN-A.png バグを修正した際、このバイオームの死傷者に関するデータを見つけました。それを見て、私は確信しました。本当に危険なのは恐竜でも他のサバイバーでもなく、この天候であると。吹雪の中では、体温が下がって視界も悪くなり、移動もできず、二次災害に最も繋がりやすい状態となっています。運が悪ければ、いつの間にか断崖絶壁から落ちていることだってあるかもしれません。いいですか?スキーを楽しもうなんて考えは、今すぐに捨ててください!いいですね
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Snow #2

NoteHLN-A.png バグを修正しつつ、今後の天気予報を見ていたんですが、はっきり言って最悪です。今後吹雪だけでなく、みぞれにも対処しないといけないみたいですから。みぞれが吹雪と異なる点は、それが私たちの体を直接傷つけるという点です。あられや雹は、最初のうちはちょっと痛むくらいですが、避難しないでいると、雹のサイズはやがて拳ほどの大きさとなり、いつの間にかあなたは凍ったジャムになっているでしょうね。
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Snow #3

NoteHLN-A.png ふぅ!バグを修正できないかと思って少しヒヤッとしました。ほんと、ここに来てからヒヤッとさせられっぱなしです。まあ、私には寒さを感じる肉体なんてないんですけどね!…ちなみにですけど、このバイオームで暮らす生き物にはすべて、それぞれ独自の防寒策が備わっています。サーベルタイガーやマンモスは、見ての通り、毛皮です。ユウティラヌスやドードーは、羽毛の下に空気を閉じ込めています。また、カイルクペンギンやドエディクルスなんかは、寒さから身を守るための脂肪の層を、皮膚の下に持っているらしいですよ。
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Snow #4

NoteHLN-A.png バグに触れることで新しい事実がわかりました。それは、このバイオームがエベレストのような高山を模倣したものであるということです。流石にシェルパのような原住民はいませんが。ただ、この極寒の天候は全て、それを模倣した結果の副産物だと思われます。まあ、いくら標高が高いからといっても、ここでは空気の薄さを気にする必要はありませんよ。そういう設定ですから。
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Snow #5

NoteHLN-A.png このバイオームを見回してみてください。まあ、実際はどのバイオームでもいいんですが…ともかく、これでGenesisシミュレーションがあなたたちサバイバーにとって最適なテスト会場となる理由がわかるでしょう。ここで建物を建てるのは、とっても難しいんです。バイオームによりけりですが、雪崩や溶岩、地震などに襲われる事もあります。建物を建てるような陸地がまったくない、なんてこともあります。そういったわけで、建物をそのままの状態に保つのは、大変なんです!そしてこのバグは、誰かが誤った場所に夢のマイホームを建てたことが原因で生じたものに違いありません。ドカーン!とね。それはもう木端微塵だったでしょう。
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Snow #6

NoteHLN-A.png これは、このバイオームにいたはずのマスターAIの残骸と呼べるものです。これを残し、完全に消失してしまっています。もちろん、この凍えるような環境自体がテストにならないこともないですが…マスターAIがいなければ、それはテストとして成立しないでしょう。さらに困ったことに、万一テストが行えたとしても、それが正常に記録されているかどうかすらわからないんです。マスターAIが消された方法や理由について探ってもみたんですが、残念ながら手がかりはみつかりませんでした。プログラムのエラーという可能性もありますが、私が考えるに、前々から発生していたあのセキュリティアラートが関係しているのだと思います。
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Snow #7

NoteHLN-A.png このバイオームは確かに山が多く、寒さが厳しいのが特徴ですが、それにしてもここまでひどいはずはありません。天候生成システムはなぜか吹雪の設定でロックされていて、そのせいで私がさっき修復したようなバグが発生しているようです。天候を変えることは、私の権限ではできそうもありません。ですから、散歩日和を期待しているなら、諦めてください。天気予報によると今日は吹雪です。明日も明後日もその先も、吹雪なんです。
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Snow #8

NoteHLN-A.png 侵入者は、また地球の古い文章を漁っているようです。自分の引き起こしているバグについては全く気にする様子もなく。これは「世界最悪の旅」という、20世紀初期にスコットランド人が行った南極探検について記した文章です。以下がその概要です。「スコット隊は南極一番乗りを目指して氷の地獄を進み、やっとの思い出南極に到着しました。しかし、彼らが到達する34日も前にすでにノルウェー隊が到着していたことを知ったのです。彼らはその後、凍傷と疲労に襲われ、帰路で一人残らず凍死しました」まったく、ゾッとしない話です。
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Snow #9

NoteHLN-A.png また新しいバグ、そしてまた新しい地球の文書です。これはジャック・ロンドンの「焚き火」という短編小説です。私はもうすでに、この話を好きになれないとわかっています。なぜなら、これは凍死する男についての物語だからです。参考までに、終末に近い部分を少し紹介します。「これでいいのかもしれない、と男は思った。眠りながら死ぬのは、麻酔をかけられたようだった。凍死というのは思ったよりも悪くないものだ。もっとひどい死に方は、山ほどあるのだから」えーと、彼が正しいかどうか、その身で実際に確かめようとしないでくださいね?
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Volcanic #1

NoteHLN-A.png 石油と溶岩が同じ場所、同じ瞬間に噴き出た結果、このバグが生まれたようです。その時この場にいなかったのは幸いでしたね!巻き込まれでもしたら一巻の終わりですから。ただ、ご覧の通り、溶岩は日常茶飯事だとしても、石油が噴き出るというのはかなり稀なんです。うーん、なんとかして一発掘り当てられれば、大金持ち間違いなしなんですけど!
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Volcanic #2

NoteHLN-A.png このバグは火山の噴火の際に生まれたもののようですけど、いまいちその原因が絞れないんですよね。というのも、噴火に伴って、ここでは色々な現象が頻発するからです。まず、地震が発生します。しかもそれはその後に起こる災害の前触れでしかありません。空からは流星群のように溶岩が降り注ぎ、洪水のようにマグマが地面を覆いつくします。未だにここ一帯が更地になっていないのが不思議なくらいです。
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Volcanic #3

NoteHLN-A.png バグを修正する際に、この辺りの空気中の成分データを調べることができました。結論から言いますと、ここで呼吸をするのはあまりオススメしません。というのも、煙や灰はもちろん、地震が発生した際に、地下に溜まっていた有毒ガスが噴出しているみたいなんです。それが人体に与える影響は、言うまでもないでしょう。地表に出たガスはいつかは霧散しますが、あなたはその「いつか」まで息を止めていられますか?
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Volcanic #4

NoteHLN-A.png よし、修正完了っと。…ねえ、サバイバーさん。不思議に思いませんか?どうしてこんな火山地帯を恐竜が普通に徘徊しているのかって。こんなのまるで恐竜絶滅の瞬間を見ているようなものですよ。まあ、少なくとも、一部の科学者はそう思うでしょうね。彼らは隕石衝突説には懐疑的だし、火山の噴火が絶滅の原因だと、固く信じていますからね。試しに、今ここで恐竜たちに直接聞いてみましょうか。「ねえねえ恐竜さん、絶滅の原因は隕石だったの?それとも火山の噴火?」
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Volcanic #5

NoteHLN-A.png このバグはセキュリティアラートによるものでした。それもこのバイオームのマスターAIが発信した最後のアラートです。でも、跡形もなく消えてしまいました。いえ、削除されたんです。どうしてこのバイオームがまだその体を成しているのかはわかりませんが…機能してはいる、それだけは確かです。恐竜たちが徘徊し、火山が噴火を続け、空からは溶岩が降り注ぐ。ええ、全部機能しています。ただ、違和感があるんです。まるで取り繕ったかのような、教師が少し席を外したときの、あの教室の独特の雰囲気のような…そんな嫌な感じがするんです。
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Volcanic #6

NoteHLN-A.png 何者かが過去の噴火のデータをGenesisシミュレーションに書き加えたことで、このバグが発生したようです。そのせいで、今までにない大規模な噴火が起こる可能性があります。どれくらい大規模か、ですか?そうですね、デカン・トラップの噴火はご存知ですか?クラカトワは?白頭山は?まあ、要するに、それらと同じ程度です。あの規模の噴火は滅多に起こることはないんですが、万が一起きてしまった場合、それは地図が書き換わることを意味します。
~ HLN-A

Biome Glitch Discovery Volcanic #7

NoteHLN-A.png 何者かが地球の歴史的文献を漁っていた痕跡があります。どうやら1815年にインドネシアで起きたタンボラ山の噴火について調べていたようですね。概要を読み上げます。「タンボラ山の噴火は、「夏が来ない年」や「19世紀の凍死」などとしても有名な、火山の冬を世界にもたらした。霜によって世界中の作物は枯れ、6月だというのに北半球では雪が降り積もった。死者は数万人に上り、ほとんどは餓死だった」まあ、この辺りが涼しくなるのは歓迎すべきことだと思いますけど、餓死はちょっとごめんですね。
~ HLN-A

Genesis 2 Chronicles

Genesis 2 Chronicles #1 (The Island)

NoteHLN-A.png Something weirdly nostalgic about this place.

Reckon you must be used to the odd flash of déjà vu, with all those old memory engrams knocking about your head.

Seems an odd thing for a bit of A.I. like me to be feeling, though…

~ HLN-A

Genesis 2 Chronicles #2 (The Island)

NoteHLN-A.png Funny that I almost remember being here.

I don't mean just floating through the place, like I'm doing now.

I'm talking toes in the sand, smell of the ocean sorta memories…

~ HLN-A

Genesis 2 Chronicles #3 (The Island)

NoteHLN-A.png I can remember meeting other survivors for the first time around these parts:

Nerva,

Rockwell...

Mei Yin...

Did Helena leave me all her memories?

What a wicked parting gift that was!

~ HLN-A

Genesis 2 Chronicles #4 (The Island)

NoteHLN-A.png My creator spent her life studying beasts she only knew as dusty old fossils.

Can you imagine what it was like for her to wash up here and meet 'em in person?

I don't have to imagine it, 'cause I can remember how she felt!

~ HLN-A

Genesis 2 Chronicles #5 (The Island)

NoteHLN-A.png Funny thing, having a headful of someone else's memories…

You and I have had some adventures together, but I remember all the things Helena got up to while she was still human.

And if I can remember being human, what does that mean about me?

Am I her, or am I me -- or am I both of us?

Bit of a mindblower, yeah?

~ HLN-A

Genesis 2 Chronicles #14 (Aberration)

NoteHLN-A.png You should know that I'm well aware Mr. Purple Tentacles has been talking through me, and I'm working on putting an end to that.

Not to worry, I've just got a few million more data sockets to encrypt and then he should be locked out for good!

Estimated time to complete: ermmm… better I don't say.

~ HLN-A

Genesis 2 Chronicles #16 (Extinction)

NoteHLN-A.png I can remember Helena fighting despair when she arrived here and saw this place, the state of it.

To finally set foot on her homeworld again after so long away, and find it’s been left in desolation...

At least she had a real driver in Santiago to look to for inspiration...

~ HLN-A

Genesis 2 Chronicles #21 (Genesis: Part 1)

NoteHLN-A.png Interesting that you're still able to access this simulation remotely.

‘Interesting’... but unhelpful -- you’re needed out in the real-world now!

Yeah, I should definitely get busy shutting down this connection.

There's been a few too many connections turning up around here, if you ask me…

~ HLN-A

Genesis 2 Chronicles #23 (Genesis: Part 1)

NoteHLN-A.png Great -- as if I haven't got enough worries, I've still got that egotistical nutter talking your ear off through my voicebox.

And I was so sure I'd managed to shut him up…

(sigh)

Right, nothing for it but to try again.

Hold that thought.

~ HLN-A

Genesis 2 Chronicles #25 (Genesis: Part 1)

NoteHLN-A.png Alright, that's enough time in the simulation for you.

You really need to shift your focus to the outside world, mate.

There's a colony ship in mortal danger needs saving.

So wake up, survivor -- we've got heaps to do!

~ HLN-A