探検家の記録/Mei-Yin Li

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メイ・イン (美盈) は中国の戦士で、彼女の記録は古代の詩のようなテーマで、繁体字中国語で書かれています。彼女は中国の黄巾の乱後の三国志の時代の人のようです。

探検家の記録(The Island)

メイ・インの記録#01 (The Island)

NoteMeiYin.png Traditional Chinese

今處何地 何以至此

自醒於此 吾數遍問及此事

需停也 知其然亦無助于吾

定而自問 何以存而續命 必有其法

雖之常變 然慰吾於遲疑恐懼之時


自黃巾軍大敗 吾已無所畏懼

然是日遇巨蜥 盻目相對

吾心次懼 自甚知也

~ メイ・イン
Translationここはどこ? どうやってここへ?

この異国の海岸で目を覚まして以来、何度も自分にそう問いかけている。だけどもうやめにしよう。時間の無駄だ。答えがあったとしても、何の役にも立たない。今問うべきことは「どうやって生きていく」かだ。その答えは常に、そして状況に応じて無数に存在する。そして答えがあると知るだけで、不安や怖れを感じても、平静を保っていられる。

ほんの数日前、もう何も怖れることはないと私は思っていた。黄巾の乱とともに、恐怖心など消滅したと思っていたのだ。しかしここであの巨大なトカゲに見つめられると、恐怖以外の何物でもない感情が私の中に芽生える。

メイ・インの記録#02 (The Island)

NoteMeiYin.png Traditional Chinese

今有衣衫護具 雖襤褸簡陋 有可用之石矛

仍須鐵匠磨礪 岸汀之上 有肥鳥

其行慢 常補之 不知此鳥何以存活于此

然幸得其肉 以矢克巨獸 有巨蜥

其耳如扇 其沫燃物

然 吾之威脅 非僅獸類

昨日尋跡于沙 吾非一人也

~ メイ・イン
Translation粗末ではあるが、衣服や装備品で身を固めることができた。ここに来て作った石槍は頼りなく、私の村の武器職人が見れば鼻で笑われるだろうが、これで何とかやっていくしかない。沿岸をのろのろさまよう太った鳥達なら、この程度の武器でも問題ない。しかしあのような生物が、ここでなぜ絶滅せず生き残っているのだろうか。とにかく、彼らがいれば肉が不足することはない。自然の恵みに感謝しよう。

弓矢はもっと危険な生物のためにとってある。例えば、扇のような耳と塩酸のような唾液を持つあのトカゲだ。しかし危険なのは野生動物だけではない。昨日砂の上に私のものではない足跡を見つけた。私以外にも人間がいるということか。

メイ・インの記録#03 (The Island)

NoteMeiYin.png Traditional Chinese

憶當年 保家護民于叛亂之變 數月所得甚於先前數年

其理可用於今時 男輕女於戰時 人或狠於野獸

沙中次跡 非一人 乃三人也 見吾色變 目炬如狼之見羊

錯矣 其愚鈍而不知吾為狼也 脅之 無果

二人命喪於矢 余一人 刺之以矛 暴屍於野

岸旁地廣 不宜久留

欲存而活之 須至林中

~ メイ・イン
Translation故郷を反乱から守ったあの数ヶ月間は、それ以前の長い年月をかけて学んだことよりもさらに多くの教訓を教えてくれた。その中の1つが「戦いにおいて男は女を常に甘く見る。そして人間はどんな動物よりも残虐になりうる」だが、今日この教訓の正しさを再確認した。

私が発見した足跡は、1人ではなく3人分のものだった。私を見つけると、彼らの目の色が変わった。まるで羊を前にした狼のようだった。しかし私は羊ではない。私は狼だ。そして奴らはただの野良犬だ。私の警告を無視した2人は、矢の餌食になった。最後の1人は槍で仕留めた。彼らの死体を野ざらしにしたまま、私はその場を去った。

ここから移動したほうがよさそうだ。砂浜は開けているため守りには適さない。生き残るために、勇気を出して森に入ろう。

メイ・インの記録#04 (The Island)

NoteMeiYin.png Traditional Chinese

今日大勝

行至落日 見一村落遇襲

其人騎巨蜥 執火器 殺村民

若退之 可保全己身

然尸橫遍野 不能離去 此乃獸行也


奇襲乃兵家上計 吾善用之

射蜥於喉 覆人於地

頃而矛刺其項背

果以 待其亡

終不知何人所為


果想 應保巨蜥一命

吾可用一坐騎

~ メイ・イン
Translation今日私は偉大なる勝利を手にした

日が暮れる頃、切り立った崖の上にある小さな村にたどり着いた。残念なことにその村は、巨大なトカゲを乗り回し、火を放つ杖を操る1人の男から攻撃を受けていた。身の安全を考えるなら、私は退却すべきだった。しかし無残に横たわる死体を見て、何もしない訳にはいかなった。虐殺行為を許してはおけない。

不意打ちとは戦士にとって最も強力な武器、私は迷わずに使った。最初の矢がトカゲの喉を貫いた。振り落とされた男の背中に、私は矢の雨を浴びせ続けた。誰に倒されたのかすら知ることなく、男は息絶えた。

しかしトカゲは生かしておくべきだったと、今になって後悔している。乗り物にちょうどよかっただろう…

メイ・インの記録#05 (The Island)

NoteMeiYin.png Traditional Chinese

村民以寇之刀劍護具相贈 留吾過夜

吾大驚 竟諳其語 村人唇動異常

聽若故里之言 村人曰 皆因吾等腕上之器也

不明其意 然村人不吾欺


是夜 夢及叛變 吾為關公之副將

英勇率軍 突出重圍 夢醒

吾僅為美盈 而村人已去

雖為生人 仍痛具所失


吾須獨自前行

~ メイ・イン
Translation生き残った村人達の許しを得て、私は襲撃者の武器と装備品をありがたく頂戴した。さらに彼らは一晩の宿を提供してくれた。驚くべきことに、私は彼らの言葉が理解できた。口の動きは奇妙だったが、それは私の祖国の言葉だった。少なくとも、私の耳にはそう聞こえた。彼ら曰く、私の手首に埋め込まれている金属の機器がその原因らしい。なぜそんなことが起こりうるのかは全く分からないが、村人達が嘘をつく理由もない。

その夜、私は反乱の夢を見た。しかし今回夢の中で、関羽になっていた。私はたった1回の勇猛果敢な攻撃で、村の包囲を解いた。しかし目覚めると、私はやはりメイ・インだった。そして村人達は姿を消していた。赤の他人とはいえ、彼らが失ったものを思うと、心が沈んだ。

私は独りで進まなければならない…

メイ・インの記録#06 (The Island)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation村人達の話を聞いていると、獣を大人しくさせる方法は簡単に思えた。しかし危うく命を落とすところだった。私の獲物は、あの襲撃者が乗っていた2本足のトカゲと同じ種類で、村人達が「ユタラプトル」と呼ぶ生き物だ。思った以上に生命力が強く、何とか毒矢で気絶させたが、その前に私の腕目掛けて最後の突進を仕掛けてきた。腕をもぎとられなかったのは幸いだった。

私は警戒心を保ったまま、眠っている獣のかたわらにくず肉を置いてやった。ようやく目を覚ましたときも、武器の狙いは外せなかった。そして大人しくなったことを確認して、初めてその姿をまともに観察できた。全身は真っ黒だったが、すねと足だけは白く、私はすぐさま「ウーズイ」という名前をつけた。運命など信じていないが、なぜかこの生き物が私を故郷に帰してくれるような気がした。

メイ・インの記録#07 (The Island)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translationユタラプトルたちはかなり成長した。ウーズイに従うべきことを理解しているし、ウーズイは私の話に聞く耳を持ってくれる。騎手のいない獣は対陣を組むことはできないが、少なくともお互いから離れることはない。平地での狩りの間に、彼らは私の合図で攻撃することと退くことを学んだ。

ウーズイとその5兄弟が協力すれば、ちょっとした騎馬隊になる。そして私は指揮官になろう。残念なことに、私には彼らしかいない。私はモノ作りもできないし、何も持っていない。

ただ島には色々な人が暮らしている。モノ作りに秀でてはいるが戦えない者もいる。そのようなものと協力すればいいかもしれない。

メイ・インの記録#08 (The Island)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation防衛は上手くいった。多くのトライブがそうであるように、レッドホークスも粗野な力のみが頼りだった。獣や銃と共に突っ込むことしか考えておらず、守備は二の次だった。急襲される可能性など微塵も頭にはなく、側面は全くもって疎かだ。

私たちが手にした勝利は非の打ちどころがなかった。約束の武器や物資を贈ってくれただけでなく、それらを運ぶための生物も与えてくれた。戦いの度に、私は成長し地位を手にする。全ては獣たちのおかげだ。その事実も気にならない。私が大切に想う人々が安全に家に帰ることができればそれでいい。私が戻るまではウーズイがいれば安心だろう。

メイ・インの記録#09 (The Island)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translationこの護衛任務が危険であることは告げられていたが、まさか軍隊を相手にするとは予想していなかった。

だが幸いにも、私は縦隊の先頭にいた為、先に敵を発見できた。コンボイに進路を変更するように合図を送った後、注意を引くために脇から奇襲し、すぐに別の方向に逃げた。それでも犠牲は出た。ウーズイの兄弟たちの多くが負傷し、死んだ者もいる。これまでの敵は攻撃を加えるとバラバラになったが、今日の相手は全然違った。

護衛隊のリーダーにはとても感謝された。どうやらニューレギオンと接触して、生き残れたことが珍しいみたいだ。奴らには今後も注意が必要だ。

メイ・インの記録#10 (The Island)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation私は今や傭兵なのか? 他の者から実際にそう呼ばれて、初めて意識した。だが「傭兵」という呼び名は好きではない。私は富のためではなく、生きるために戦っている。その二つは全く別物ではないのか?

祖国にいた頃は、誰のあるいは何のために戦っているのか、そして敵が誰なのか、私は承知していた。しかしここは故郷とは別だ。私は高潔でありたい。だから人々を襲うのではく、守ることに努めているが、どうすればそのことに確信を持てるのだろうか?

深く考える余裕はない。祖国に戻るために、そして生きるために、ただ戦い続けなければならない。

メイ・インの記録#11 (The Island)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translationより大きな生物をテイムできるようになってきた。私が持つ騎兵隊のスピードは有用だが、同時に不十分であることにも気付いた。素早い攻撃を100回繰り返しても、そこに力が伴わなければ意味がない。ニューレギオンのような敵に打ち勝つためには、打撃力が必要なのだ。

額に角が付いた巨大なユタラプトルのような奴らを目標にした。力とスピードのバランスが良く、私の軍の核となり得る存在だ。十分な数を捕獲できたら、より巨大なのも加えていきたい。

そうすれば、ようやく家にたどり着くための力が得られるかもしれない。

メイ・インの記録#12 (The Island)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation私がいる場所は島だ。しかも最悪なことにここは呪われている。

背中に見事なとげを持ったトカゲと巨大なユタラプトルを1匹ずつ、何とかして手なずけた。そしてどこに危険が潜んでいるか分からないこの地から去るために、ジャングルを抜け出した。しかし気づけば元に戻っていた。堂々巡りをしているようだ。そして最近もっと悪い知らせがあった。空と海には魔法の壁が存在しており、鳥も船もこの島の外に出ることができないらしい。私がどれほど強くなろうとも、これは解消できる問題ではない。祖国に戻る道自体がないのだ!

ウーズイは私の不安な気持ちを感じ取っているようだ。ここのところ目が覚めると、彼は寄り添うように私のすぐ側にいてくれる。私はこの島に閉じ込められたかもしれないが、少なくとも独りぼっちではない。

メイ・インの記録#13 (The Island)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation今日は久しぶりに笑った。小さなトライブから来た漁師が私を雇おうとしたのだが、彼は私をこう呼んだ。「ジャングルのビーストクイーン」と。思わず吹き出してしまった。

言いたいことは分かる。遠征が失敗に終わって以来、長い間同じ土地で時を過ごしていて、地元の人々もここが私たちの狩猟地であることを知っている。それでもクイーンと呼ばれるには恐れ多い。私の「城」はただの掘っ建て小屋だぞ! とは言え、傭兵扱いされるよりはマシだ。この名を受け入れることにしよう。

メイ・インの記録#14 (The Island)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation父上は今の私をどう思うだろう。戦いに挑む姿を誇りに思うだろうか? 昔から息子を欲しがってた。こっそり私を鍛えたのもそのせいだ。ビーストクイーンを受け入れてくれるだろうか?母上は怒るだろう。ターバンとの戦いに参加した時は、村人たちも私の性別に構っている余裕などなかった。そんな時でも母上は受け入れてくれなかった。彼女に今の私は見せられない。

もう気にしても仕方がない。

二人は私の両親だが、かつての人生が実在したのかでさえ、今となっては疑わしい。私は生まれながらにして「ビースト」だったのかもしれない。

メイ・インの記録#15 (The Island)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translationついに飼いならすことができない獣と出会った。獣と呼ぶには余りにも恐ろしい。あれは悪魔だ。

2頭の巨大ユタラプトルを追っているときだった。捕獲する機会を窺っていたところ、奴が木々の中から現れた。ユタラプトルでさえ小さく見えるほどの大きさで、それと張り合える者は存在しないと思える恐ろしさだった。ユタラプトルに噛まれたその悪魔は、怒りで目を輝かせ、凄まじい反撃を加えた。

これほどの恐怖は感じたことは未だにない。私でもこの化物を相手にしたくない。私がビーストクイーンなら、奴はデーモンキングだ。

メイ・インの記録#16 (The Island)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation昨日、ヘレナという女性が私のキャンプにやって来た。目的は私を雇うためではなく、私の獣たちを観たいと言ってきた。彼女はこの島の生物を研究している学者らしいが、最初は信頼できなかったので断っていた。だってそうだろう? こんな場所で学者に構っている余裕はない。しかし、それでも引き下がらない彼女の熱意に結局は折れてしまった

正しい判断だったのかは分からない。ヘレナは常に変な質問をしてくる。獣たちの排泄や交配について学んで何になる? 本当に変わった人だ。

メイ・インの記録#17 (The Island)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translationヘレナが現れてから、私は彼女の視線を追ってばかりいた。彼女があの分厚い本に何を書き留めていたのかを気にしていた。今は会話中を除いて、彼女を特に気にすることはない。彼女からの質問は尽きないが、動物の糞について話してばかりもいられない。普通の話をするときもある、例えば料理とか。2人とも上手とは言えないが、力を合わせれば肉を単体で食べるよりはマシなものを何品か作れるようになった。

しかし、やがて2人の間には再び沈黙が訪れるだろう。ヘレナは先に進むと言っているし、南では戦争が活発化している。もうじき私も剣を握ることになるだろう。

メイ・インの記録#18 (The Island)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation南方の戦争はただの戦争ではない。私を雇いに来たペイントシャークスのメンバーによると、彼らはニューレギオンを相手にしているようだ。私は思わず固まってしまった。初めから脅威ではあったが、最後に会ったときはさらに強力になっていた。しかし、それは相手だけじゃない。私もシャークスも必死で生きてきた。奴らに背を向けるわけにはいかない。

戦争の準備を進める間、数ヶ月前に見た夢が呼び起こされた。今も運命は信じないが、私はこういう星のもとに生まれてきたのだろう。この島でなら、私も関羽のようになれる。

メイ・インの記録#19 (The Island)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation私の獣たちこそシャークスに不足していたものだ。彼らの力は海でこそ発揮される。陸上で戦うための攻撃力が足りない。それがなければ、レギオンの包囲攻撃にただ耐えることしかできない。私の獣たちがレギオンの後方から突撃したことによってその状況は打破された。

レギオンが撤退をしている時の歓声が今も耳に残っている。胸の中で膨らんだ感情を感じることができる。家に帰還できた時の感情はこれに近いのだろうか。忘れないようにしておこう。

メイ・インの記録#20 (The Island)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation無意識のうちに自分の中の鬼が大きくなっていることが恐ろしくなるときがある。私を見る他人の目が変わっていることが何よりの証拠だろう。戦いのとき、シャークスは私を励ましてくれる。しかしその後はほとんど会話もない。私は別のキャンプで時を過ごし、戦略を練る時にだけ招集される。それはなぜなのか。

この島に信頼という言葉は存在しないに等しい。それは理解している。しかし、私は彼らのために血を流した。彼らのために獣たちを失った。これはただ単に戦争の代償なのか?

今はレギオンの縄張りにいる。奴らに戦いを仕掛けるために。この戦争に勝てば、シャークスは私を受け入れてくれるだろうか?

メイ・インの記録#21 (The Island)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation怒りを感じたときは、それによって生じる結果を考えてみろ。頭では分かっていても、沸き立つ激情を抑えるのは難しい。そうなるとウーズイでさえ私に近寄らない。

昨晩、シャークスのメインキャンプから聞こえる雷鳴の音で目が覚めた。すぐに救援に向かったが、夜の暗闇とパニックで、敵の襲撃を許してしまった。事態が落ち着いた頃には、大勢の仲間を失っていた。

これは明らかに敵の仕業だ。しかし、あの愚か者たちはこの混乱を私のせいにした。私がキャンプに火をつけたとさえ言う者もいた。あれだけのことをしてきた私を疑うなんて。臆病者め! お前たちに何かを言う権利はない!

メイ・インの記録#22 (The Island)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translationなぜ気づかなかったんだ。私は自身の矜持に飲み込まれることはないが、あの恐れ知らずのシャークスたちにはそれは無理だった。奴らの命令に従い、私は今朝から帰還に向けて長い道のりを歩み始めた。

奴らは私がいなくても戦争を終わらせられると言ったが、それは間違いだ。私たちなしでは、ニューレギオンに粉砕されて終わりだ。だが私に何ができる? 私を必要としない者たちを守ることはできない。

その後、私はレギオンに追われるだろうか? 恐らくそうなった場合、援軍は訪れない。自分の力以外に頼れるものはない。しかし、肝心のその力が今は不十分だ。

強くならねばならない。デーモンキングが必要だ。

メイ・インの記録#23 (The Island)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation壮絶な戦いを経て、遂に私のものになった。デーモンキングを手に入れたのだ。

その代償は計り知れない。私が使った最速の獣たちも、多くはやられてしまった。ウーズイがいなければ私までやられていただろう。彼は素早いだけでなく、狡猾でもある。保つべき距離と退くべき時を完全に理解している。彼に勝るものはない。

明日からデーモンキングを飼い慣らす必要がある。だが今夜ばかりはお祝いをしよう。

メイ・インの記録#24 (The Island)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation飛行生物に乗って、空からデーモンキングの狩猟能力を見極めるという判断は正しかった。彼が小さな岩につまずいた時、その眼には見覚えのある怒りが帯び始め、私の命令にも従わなくなった。その後、落ち着きを取り戻し、命令にも従うようになったが、肝を冷やす出来事だった。

他の獣たちとは引き離すべきだろう。彼らの安全のためでもあるが、一緒にいては気が休まらない。彼が来てからは緊張が続いているが、彼らの責任ではない。デーモンキングが持つ力は偉大だが、同時に私たちをも滅ぼしかねない。扱いには細心の注意が必要だ。

メイ・インの記録#25 (The Island)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translationこれは失敗なのか? そうかもしれない。地平線に見える巨大な光の柱へ近づくにつれて、不安がますます大きくなる。

これは間違いなく賭けだ。あの光の柱がもう1つの柱と同じものかどうか、ヘレナは知らなかった。だがもしそうだとしても… 別の次元に飛ばされて、謎の鍵を手に入れるために1匹の怪物と戦う羽目になっても、これが家路への最初の一歩となる可能性はある。そしてこの推測が外れていたとしても、少なくともこの島とニューレギオンから離れるための道程にはなってくれる。

厳密に言えば、私はヘレナに雇われている身だ。しかしその最初の一歩だけでも、報酬としての価値はある。危険に値するのだ。

果たして私は立ち向かえるのだろうか?

メイ・インの記録#26 (The Island)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translationもし私が恐怖に負けてデーモンキングを犠牲にしていたら、ヘレナと共に今頃死んでいただろう。だがあの巨大な猿に打ち勝てたのはキングのおかげだ。巨大猿討伐には相応の代償があったが、それは勝利の代償というものだ。希望の代償だ。

もらった鍵はヘレナが持っていたものと一致した。第3の柱が第3の鍵を導くということに違いない。それを組み合わせると何が起きるのか? 不確かだが、それぞれの柱は私たちをどこかに導き、その力で私たちはどこにでも行けるようになるのだろうか?

もしかしたら故郷に帰れるかもしれない。

メイ・インの記録#27 (The Island)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translationニューレギオンめ! 何て卑怯な連中だ! こちらの戦力が整っていれば、あいつらを撃退するなど訳もなかったのに… 光の柱に戻ってきた直後に、奴らは攻撃を仕掛けてきた。私はかけがえのない獣達を失った。そして撤退を開始する前に、デーモンキングは怒りのあまり手がつけられなくなった。それは絶望を意味した。

最後に覚えていることは、横腹に感じた鋭い痛みだ。目覚めると、そこには私とウーズイしかいなかった。私達はどちらも血まみれだったが、ウーズイのほうが傷は深かった。そのような瀕死の状態で、彼は私をどうやって安全なところまで運んでくれたのだろうか。

隠れる場所を探さなければならない。私の味方はウーズイだけだ。そして生き延びる希望はわずかしかない。

メイ・インの記録#28 (The Island)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation親愛なる友を失った。最後まで彼は堂々としていた。敵の生物たちは大きく、彼が負傷していたこともあり、彼よりも素早かった。しかし、ウーズイの魂に勝る獣などこの世にいない。彼が眠りについた地に彼を埋葬した。最後の最後まで彼に救われてしまった。

そのような立派な人間の友人として私は釣り合っていなかったが、敵は必ず討つ。相手は獣ではなく、ニューレギオンだ。奴らの手によって友は死んだ。先祖の魂に誓って、リーダーを探し出し、心臓を抉り出してやる! ウーズイの名の下に首をもらいに行くぞ!

メイ・インの記録#29 (The Island)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation予想通り、ニューレギオンは最後の光の柱を狙っていた。彼らが出発するのを確認して以来、ずっと後をつけている。直接対決するには、敵の数が多すぎる。もし見つかれば命はない。しかし私は隠れ方を知っている。奴らが飼っている獣達から、自分の匂いを消すこともできる。

彼らのリーダーを特定するには、時間はかからなかった。あの誇らしげな歩き方と、威厳のある振る舞いを見れば明らかだ。あの男を矢で撃てば済む話かもしれないが、死ぬ前にこちらの顔を見せたい。ビーストクイーンに倒されたことを知らしめたい。

メイ・インの記録#30 (The Island)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translationレギオンが開いたポータルに入る前に、ヘレナを檻から解放すべきではなかった。彼女はこの世界の謎に関心がありすぎた。レギオンのほとんどの兵士が死んだことを知ると、リーダーを殺そうとする私を止めてきた。ひとまず気絶してもらったが…彼女に危害を加えるのは不本意だが、邪魔者は排除する。

だが彼女からネルヴァという名前は得られた。この絶好の舞台で私が殺す男の名だ。それにしてもなんと美しい場所だ、見事な星空も見える。これほど復讐に適した所はない。

さあ、天と地の境界で、この戦いに終止符を打とうではないか!

メイ・インの記録#31 (The Island)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translationもしかしたらネルヴァは、自分が戦いでは死なないことを知っていたのではないだろうか。彼は私に何度か切りつけられた後、暗闇の中に逃げ込んだ。しかし、彼が深手を負っていることは間違いない。血は嘘をつかない。この司令部は常識を遥かに逸脱した技術を用いて作られたようだ。

遠くにはいくつか世界が見える、1つは間違いなく今まで私がいた場所だ。世界がこれ以上にたくさん存在しているのは最早疑いようがない。卑劣なネルヴァは死から逃げ切ることに成功したようだ。彼は知らないだろうが、私は諦めが悪い。どこにいたとしても必ず見つけ出してみせる。

司令部の奥のほうにあるプラットフォームにターミナルがある。どうやら、決められたコードを入力すれば、他の世界に移動することができるようだ。だがやめておく。そんなことをすれば、ビーストクイーンの餌食になる敵が増えるだけだ。

探検家の記録(Aberration)

メイ・インの記録#01 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation私はどこに連れていかれたんだ? あの機械から剣を引き抜こうとしたとき、突然辺りが明るくなり、気が付いたらこの不毛の大地にいた。あの機械の正体はわからない、だが破壊しなければならなかった。ネルヴァの死体も一緒に転送されてきたが、私が付けた胸の傷からはまだ血が流れている。彼はあれだけのことをした、それでもやはり埋葬してやるべきかもしれない。彼は独裁者だった、だがそれでも戦士として死んだ。今はとにかく顔の傷の治療をして体を休めよう。今ここは夜だ、探索するなら日中のほうが安全だ。

メイ・インの記録#02 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation今日は運が良かった。傷に包帯を巻き終えた頃、太陽が登り始めた。それを見ていなかったら、ネルヴァの体を見ることもなかっただろう。その体は私がそれを置いた300歩先で燻っていた。日光が体を燃やしていた。先に見つけていた洞窟を思い出した。私は全速力でそこを目指した。脚は痛むし、鎧からは煙が出ていたが、何とか間に合った。太陽に殺されそうになった。私の意識は朦朧としていたが、その状態がおかしくもあった。化物たちや軍隊どもは私に勝つことができなかった。次は太陽にチャンスを与えよう。最後に勝つのは私だ。

メイ・インの記録#03 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation昨日、これ以上ここに留まることができないということに気付いた。包帯代わりにできる服はもうない、近くにあるコケはほぼ全て食べ尽くしてしまった。地表に出れば太陽の熱を浴びる可能性がある、だから私は洞窟のさらに奥深くに潜ることにした。危険な道のりだったが選択は正しかった。この洞窟は思っていた以上に大きい。というよりも、本当に洞窟なのだろうか。ここには大きな森が生い茂っている。まるで大地全体が過去に逆戻りしたみたいだ。しかし、この状況には見覚えがある。空気が濃く、野生動物の声とにおいがする。警戒が必要だ。

メイ・インの記録#04 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translationここの光は地表の光のように燃えてはいない、しかも天井からは照らしているわけでもない。なぜかはわからない、だが私はそれを受け入れている。トゲのある小さな怪物の群れに襲われた。今の私でなければ、きっと彼らに恐怖していただろう、だが今はどんな動物も恐くない。多くを始末したが、怪物たちはその後も現れ続けた。壊滅状態になっても彼らが怖じ気づくことはなかった。私が輝く奇妙な柱に近付くと、ようやく怪物たちは退散した。彼らはその柱の放つ不思議な光を恐れているようだ。彼らが現われたらこの弱点を活用しよう。

メイ・インの記録#05 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation顔の包帯がようやくとれた。感染を防ぐことはできたが、傷跡は残るだろう。しかし、私も私の新しい仲間も気にしないだろう。

というより、彼と初めて会ったのは包帯をとってからだった。大きな樹の枝から、私をジーっと見下ろしていた。私もジーっと見返した。彼は子鹿のような風貌だが、その毛皮はカラフルで、隕石のような光を放つ。麒麟を彷彿とさせるが、サイズはかなり小さめだ。彼が何者であろうと、その無邪気さを放っておくことはできなかった。彼の名前はシャオ、暗闇を照らしてくれる私の小さな光だ。

メイ・インの記録#06 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translationシャオのおかげで森の中の移動にはそれほど苦労せずにすんでいる。彼の光が私を導き、守ってくれているのだ。前に戦ったことのあるトゲ付きの小さな動物たちが大挙して押し寄せてきた、でも彼らはシャオの光に恐れをなして逃げていった、輝く柱を目にしたときと同じだ。シャオがいる限り彼らを恐れる必要はない。だがシャオのパワーが無限なわけではない。定期的に光を消してやらなければ、いずれ自動的に消えてしまうだろう。森の暗い場所に入るときは注意が必要だ、シャオの光がなくなればどちらの命も危険に晒されることになる。

メイ・インの記録#07 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translationシャオの助けがあっても、私自身の足では限界がある。迅速に森を抜け、資源を集めるのを手助けしてくれる馬が必要だ。幸運にも、理想の獣を見つけることができたある夜、遠くから複数の遠吠を聞いた。音の正体を探っていると、毛のない狼のような風貌の不思議な獣の群れを見つけた。醜く獰猛な生物だが、騎乗するのには理想的な体をしていた。今は群れを追跡している。狼の1匹が群れから離れた瞬間に矢を放ち、自分のものにしようと思う。

メイ・インの記録#08 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translationあの狼にはシーという名を付けた。彼は周囲の全ての光を飲み込んでしまいそうなほど黒い。ウーズイの代わりなどいないが、シーも素早く強い。彼に騎乗すれば、森の中を楽に移動できる。もちろんシーだけでは不十分なのは分かっている。この世界は強きが弱きを支配する。そこに適応できない者は始末される。この傷がうずくたびにそのことを思い出す。生きるには強くならなければならない。我が軍を再構築するときが来た。

メイ・インの記録#09 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation昨日、鱗を持つ巨大な動物を追跡した。その生物は大きな爪を持っていて、それを手のように使うことができる。動きは鈍いが頑丈そうだ。仲間にすれば大きな戦力になるだろう、だが私がその計画を実行に移す前に、何かが頭上からその生物に襲い掛かった。それは巨大なトカゲだった、だがこれまで見てきたどのトカゲとも違う。そう、この動物はドラゴンだったのだ。体が長く、羽のようなたてがみを持っていた。ドラゴンは腕の羽を巧みに操って風に乗ると、鉄のような爪で獲物の殻を引き裂いた。そして食事が終わると、壁を登り、暗闇の中へと姿を消した。新しい獲物を見つけた。すぐにあのドラゴンの力は私のものになる。

メイ・インの記録#10 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translationドラゴンは思っていた以上に恐ろしい生物だった。最初のうちは、シーが上手く誘導し、その間に私は矢でドラゴンを穴だらけにすることができた、だが私はドラゴンの翼状の腕の長さを見誤っていた。ドラゴンが突然飛び上がったことで、シーは足を負傷し、私はサドルから滑り落ちてしまったのだ。足を失った狼は長くはもたなかった。私は木に登ることで何とか生き延びることができた。ドラゴンの体に毒が回るころには、その体は矢だらけになっていた。シーはその場に埋めた。それほど長い間一緒だったわけではないが、彼は本当によく仕えてくれた。彼のおかげで私はドラゴンの力を手に入れることができた。私は再びビーストクイーンとなったのだ。

メイ・インの記録#11 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation楽に洞窟内を移動できるのはドラゴンのおかげだ。私はこのドラゴンをアオ・ユーと名付けた。この洞窟が想像していたよりも遥かに巨大だということがわかった。森の先にはさらに地中深くに続くトンネルがあり、そこを進むと、光る水が流れ、植物の繁茂している、シャオのように輝く土地に辿り着く。一体どこまで続いているのだろうか?進み続ければ、世界の果てに辿り着けるのだろうか?私にはわからないが、このまま進み続けるつもりだ。家には帰れない、故郷のアイランドにも戻れないだろう。敵たちの死体からはだいぶ離れた、友だちや味方には今のところ出会えていない。一番重要なのは死なないことだ。だから今はとにかく前に進むしかない。

メイ・インの記録#12 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translationこの土地の生物は、地下に潜るにつれて凶暴になる。昨日、頭に捻れた触手を持つ空飛ぶ悪魔の群れに襲われた。奴らはシャオを追っていたようだ。中には光を恐れる怪物もいるが、この悪魔たちは光を求めていた。だがそんな悪魔たちも、アオ・ユーの牙と私の剣の前では無力だった。それでも、これからもシャオと一緒に行動するつもりだ、彼にはしばらく光をつけないようにさせている。彼が怪我をするようなことはあってはならない。ここで出会った人々の中で、シャオだけは自分の意志で私についてきてくれた。ウーズイですらすぐに音を上げてしまった。彼女もアイランド出身だったようだ、だが彼女はもういない。しかも、私は彼女を殴ってしまった。私たちは友人ではなかったということだ。

メイ・インの記録#13 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translationこの洞窟にいる人間は私だけではなさそうだ。今日見つけた足跡は獣のものではない、それは確かだ。しかし、あれが人間のものでも、私たちとは異なる移動方法を持っているらしい。まるで大きな力で踏みしめているように足跡は深く、その間隔も極めて広い。あの距離を飛べる人間などいないし、獣を連れている形跡もない。慎重に調査を進めようと思う。彼らが仲間かどうかを見極めるには、まだ情報が少なすぎる。

メイ・インの記録#14 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translationどこで失敗した? 静かに移動したし、ずっと影の中にいた、それらなのに見つかってしまった。私はすぐにアオ・ユーに飛び乗った、だがなぜか彼らからは逃げ切れなかった。戦うしかなかった、恐らく難しい戦いになっていただろう。敵は4人だけだ、こちらにはアオ・ユーがいた、だが彼らの武器と鎧はまるで月明かりのように輝き、その所作は実に滑らかだった。先制攻撃を仕掛けようとしたそのとき、敵の1人が両手を上げてヘルメットを脱いだ、するとそこから人間の顔と太陽色の髪が現われた。彼女は仲間を説得して武器を下ろさせた、だが私はこれを書いている今でも、手に武器を持っている。今夜は一緒にキャンプすることになりそうだ、だが絶対に寝ない。

メイ・インの記録#15 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation武装した人々は目を覚すと多くの質問を投げかけてきた。アオ・ユーを蘇らせたのは私であると話したところ驚きの声を上げた、だが私が怪物の住む他の土地から来たと知るとそれ以上に驚がくしていた。どうやら彼らにとっては重要なことだったようだ。私も彼らに質問をした。夜目が利き、あれだけ素早く動けるのは、身につけている鎧に理由があるらしい。オレンジ色の髪の女性にヘルメットをかぶせてもらうまでは信じられなかった。だがヘルメットをかぶっていると、緑色の光を浴びているかのように暗闇を見通すことができ、遠くにいる生物は赤い影となって映し出された。まるで魔法のようだった。しばらく村に留まるつもりはないかと聞かれた。長居するつもりはない… だができれば魔法をもっと見てみたい。

メイ・インの記録#16 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translationこの村はその住人が身につけている鎧と同じぐらい奇妙だ。彼らは光を内包している道具を使用し、光り輝く金属のケースの中で眠りにつく。ケースをくれると言われたが断ってしまった。今はアオ・ユーやシャオと一緒に外で睡眠を取っている。棺のような箱の中では眠りたくない。彼らは自分たちの使っている道具は魔法ではなく、機械だと主張している。果たしてそんなことがあり得るのだろうか。アイランドには初めて見た武器や道具がたくさんあった、でもそれは全て実在する物質から作られていた。どうやって光に触れ、どうやって成形してるのだろうか?あれは不思議で美しい、できればその仕組みを知りたい。私にはまだ努力が足りないようだ。

メイ・インの記録#17 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translationダメだ。この機械たちは私の理解を越えている。最も単純なものでさえ、適切に動かせない。これに比べたら、槍や剣の訓練は単純だった。これまで雑用などをこなして生きてきたが、しょっちゅう周りの足を引っ張っていた。私は他の人たちよりも子供で、彼らもそのように私を扱う。私はそもそも彼らと一緒にいるべき存在じゃない。私にふさわしいのは獣たちと共に森で暮らすことだ。物資を分けてもらえるようお願いしたら、1週間以内にここを出ようと思う。

メイ・インの記録#18 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translationオレンジの髪をした女性に、発つときに物資を分けてもらえないかと聞くと、タダではダメだと言われた。物資が欲しいなら、自分たちの鎧を試せと言う。何を企んでいるのかは分からないが、鎧は試してみたいと思っていたので、受け入れた。騙されていても良いとさえ思えるようになった。あの鎧に身を包まれていると、血が踊っているのを感じる、世界を感じられる。それ以前は眠っていたのではないかと思うほどに。この気持ちのまま発つことはできない、少なくとも鎧の扱いをマスターするまでは。話はそれからだ。

メイ・インの記録#19 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation慎重さこそが防御の鍵だ。当初は、想定よりも遠くに行ってしまうことがあった。肩肘を貼りすぎていた。今は自分を完全に制御できるようになった。卵を運びながらでも、割らずに山を登ることができるし、素手で岩を砕いたり、獣と戦うこともできる。鎧を身に付けることに慣れてからは、戦士としての成長が加速した。すでにジュジには競争やスパーリングで勝つことができる。今は彼女に優しくするように努めている。彼女には世話になったので、恥をかかせたくない。本名で呼ぶべきなのかもしれないが、笑い上戸の女性にダイアナという名前がふさわしいとは思えない。ジュジの方が彼女らしい。彼女は気にしていないが、オレンジが由来だとは知る由もないだろう。

メイ・インの記録#20 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation3日前、村人と一緒にドラゴンの卵を手に入れてくるように頼まれた。そのときに初めて気付いたが、彼らはあまり動物を飼っていなかったのだ。彼らにとっては動物よりも自分たちの道具のほうが遥かに信頼できるのだ。アオ・ユーを見たときに非常に驚いていたのはそのせいかもしれない。狩りは上手くいった。作業は単純ではなく色々と説明しなければならなかったが、彼らは喜んでいた。そのおかげでこの鎧の耐久度をテストすることもできた。今では剣と同じぐらい使いこなせるようになった、この任務のおかげだ。狩りの後、私を子供扱いする者はいなくなった、だが彼らの道具にはまだ慣れていない。誰にでも得手不得手があるということだろう。

メイ・インの記録#21 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation私は猛獣使いにでもなったようだ。他の者たちは、あの獣たちの存在に慣れ、世話の仕方を学ぶ必要がある。多大な労力が必要だが、私なら大丈夫だ。これだけの獣たちに再び囲まれているのだから。近接戦闘の訓練も行っている。武器は強力だが、彼らのほとんどは戦士ではない。戦争の味を知らない。ジュジは自分が兵士だったと、空飛ぶ鉄の船と戦っていたと主張している。この洞窟を出ることができたら、証明してやると言う。信じてはいないが、想像するだけなら悪くない。

メイ・インの記録#22 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translationついに、皆と同じように、あの金属ポッドで眠ることをジュジに説得されてしまった。良く眠れるようになったと認めざるを得ない。でもそれは、彼女からうるさく言われなくなったからだ。今は他の村人たちと同じように生活している。彼らのように食べ、彼らと同じ服を着て、彼らと共に働いている。道具の扱いには未だに慣れないし、彼らと同じようになれるとも思っていない。でもそれは黄巾の乱のときも同じだった。一緒に戦った同志たちのような真の戦士にはなれなかった。この村でもそうだとしたら、もう少しここにいるのも悪くない。ここを気に入っている。

メイ・インの記録#23 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation迅速に動かねばならない。紫色の炎の川が流れる不毛の地である洞窟の深部にトライブが部隊を送り込んだ。何か重要なもの、村全体を救える何かを探しに行ったらしいが、いまだ戻ってきていない。連絡を取ろうとしても返答はない。村人たちは洞窟に潜む悪魔にやられたのではないかと怯えている。私はそんなこと信じない。ジュジもいる。アオ・ユーには、紫の炎からも身を守れる私と同等の装備を持たせている。どんな獣や悪魔が待ち受けていようと、私たちが始末する。そしてジュジたちを連れ戻す。

メイ・インの記録#24 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translationここは死地だ。大地にはヒビが入り緑もない、光も星も存在しないから紫の炎に頼るしかない。アオ・ユーですら不満げだ。ここに生物がいるとは思えない。なぜジュジはここに来ようとしたのだろうか? 危険を冒しても来なければならない理由とは?なぜ彼女は何も言おうとしなかったんだ?その理由が何であれ、すでに彼女の仲間が数名犠牲になっている。今朝彼らの死体を見つけた。ズタズタにされ、体の一部は食われていて、その近くには彼らの動物の死骸があった。そこにジュジが含まれていなかったのは幸運だった。前方に巨大なクリスタルの塔がそびえ立っている、そこでは紫の炎がガチガチに凍りついている。彼女はそこに逃げ込んだのかもしれない。

メイ・インの記録#25 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translationこの銃を作った人物を探し出し、心の底から感謝したい。この銃は命を救った。照準を強化した武器で、巨大な化物から逃げる2人の人間を見つけたのだが、私との間には障害があった。回り込むよりも、先にアオ・ユーを送り込み、私はそのまま撃つことにした。私の狙いは確かだった。化物は倒れた。再び起き上がる頃にはアオ・ユーがいた。私たちは強力して始末した。人間の1人がジュジであったことは、彼女に抱きつかれるまで知らなかった。そのような行為には慣れていないが、私がどれだけ彼女の無事に安堵しているかは理解してくれたようだ。彼女の仲間は負傷していたが、生きていた。休養をとれば問題ないだろう。

メイ・インの記録#26 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation今でもジュジにここから出ることを説得できずにいる。ダイアナという本名で呼ぶことで私の真剣さを伝えようともしたが、聞いてくれなかった。とても大切な計画があるらしいが、彼女の仲間に起きたことを補えるものなどあるのだろうか?本当に悲惨だった。夜中に痙攣し始めたと思ったら、彼らを攻撃していた化物の小型版が心臓を切り裂き胸から飛び出してきた。周囲に血と骨が飛び散った。私はその化物がこっちに向かってくるまでショックの余り動けずにいた。幸いにも、ジュジが助けてくれた。何を目指しているのかは知らないが、それを得るためにはさらなる危険が待ち受けているはずだ。

メイ・インの記録#27 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translationジュジが探しているものは、私たちが野営していた場所からほど近い遺跡の中にあると言っていた。遺跡と言っても、私たちの村に建っているようなものではない。古風でありながらも新しい建物というのは不思議なものだ。すぐに敵に襲われたこともあり、ゆっくりしている時間はなかった。敵が醜く責め立てる中、ジュジは探しものを探しにいった。私はアオ・ユーの大砲と共に敵を食い止めていたが、ジュジが探しものを見つけた頃には、私たちは限界を超えていた。恥ずべきことに、私は敵を抑えるアオ・ユーを置いて逃げるしかなかった。彼の叫ぶ声を背に逃げるのはとても辛かったが、彼の犠牲により私たちは救われた。友よ、こんな私をどうか許してほしい。

メイ・インの記録#28 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translationアオ・ユーのいない私たちは注意深く進まなければならなかった。また悪魔と戦うようなことになれば全滅しかねない、だがどうにか見つからずに目的地まで辿り着くことができた。あとは壁を登るだけだ。騎乗動物はいない、だからピッケルを使ってじっくりと時間を掛けて登るしかなかった。長くて危険な道のりだった、2人とも何度も落ちそうになった、だが無事に壁の上の洞窟に辿り着くことができた。登り終わった後、私たちはそこでしばらく横になった。そのときに私たちが笑っていたのか泣いていたのかは覚えていない。もしかしたら両方だったかもしれない。ジュジは今回の発見が村を救うことになると言っている、だが私にはどうでもいいことだ。私はとにかく2人がまだ生きていることに感謝したい。

メイ・インの記録#29 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation急いで村に戻ると英雄が現れたかのような歓迎を受けた。ジュジの宝を使えば、ここから私たちを連れ出してくれる魔法の扉を完成させられるらしい。つまりここから脱出して故郷に帰れるということだ。私ももっと喜ぶべきなのだろう。これは私がずっと待ち望んでいたことだ、だが私が何よりも安心したのは、彼らが未来について語ったときのことだ。そこに私も含まれていたのだ。ついに彼らの一員になることができた、傭兵としてではなく、人手が足りなくなったわけでもない、私を必要としてくれているのだ。これもジュジのおかげだろう。いや、ダイアナか。最初に信用してくれたのは彼女だ。絶対に忘れない。

メイ・インの記録#30 (Aberration)

NoteMeiYin.png [Incomplete transcription.]
~ メイ・イン
Translation最近故郷のことを考えている。今や遠き場所だ。手が届かないところにある。他の者たちがその魔法のドアを完成させようと、私が自分の故郷に戻ることはないだろう。今はそれを受け入れている。未練はない。私には新たな家がある。いまだに慣れないこともあるが、それはそれで適応できている。道具の扱いは日に日に上手くなっているし、日々のルーティンにも慣れてきた。ここが日常になってきた。そしてこの新しい家が害されることは許されない。私は人生を賭けてこの場所を守る。

探検家の記録(Extinction)

メイ・インの記録#01 (Extinction)

NoteMeiYin.png あんたがいなくなってから、自分の考えを書き留めることに意味を見出せなくなった。むしろそうすることを避けていたのかもしれない。今日、ヘレナと話をする前、何度もダイアナの名前を叫びそうになった。

私はあんたのおかげで、自分にすら隠し続けていた自分の気持と考えに向き合うことができた。あんたの中には私が長い間失っていた何かがあった。大事なものを失ったという事実を乗り越えることは簡単じゃない。今でも私にはよく分からない。私が知っているのは、それがとても疲れることで、辛いってことだけだ。私だけだったらきっと、その程度じゃすまなかった。

まだ生きている者たちのためにも私は耐えなければならない。でも私はこの首と心と共に、あんたを背負いながら最後まで歩いて行く。いつでも一緒だ。
~ メイ・イン

メイ・インの記録#02 (Extinction)

NoteMeiYin.png この鎧の巨人のコントロールはどんどん簡単になっていく。でもどうしても慣れそうにない。腕と足は自分のもののように動かすことができる。でも中にいると不安になってくる。それに私を取り囲んでいる光のせいで時々、わけが分からなくなる。

ヘレナは私よりもずっと巨人に適応してる。それなのに彼女はいつもみたいに、自分のことを過小評価している。私があの老いた怪物を深淵に投げ込んで以来、彼女はいつも側にいて私を助けてくれる。彼女はそこからだけじゃなく、地獄そのものから助けてくれた。

初めて出会った時、彼女は動物の排泄物にかなり興味を示していた。そのことに関しては永遠に理解できないかもしれないが、一緒にこの道を歩いてきたことで、彼女の魂の強さは私にも感じることができる。それを守れるなら私は何だってする。
~ メイ・イン

メイ・インの記録#03 (Extinction)

NoteMeiYin.png 私たちはヘレナが調べたがっていた建造物に到着した、早く入らないと興奮しすぎて彼女が気絶してしまいそうだ。キャンプを設営している間、彼女はまるでウサギみたいにあちこち飛び周り、中にあるものについてあれこれと想像を膨らませていた。

彼女とは違ってこの手の謎には興味がない。物事はなるようにしかならない、理由なんでどうでもいい。それが私たちの生活の助けにならない限り、ここに誰が空っぽの宮殿を築こうが、その目的が何であろうがどうでもいい。

それでも、私はヘレナの直感を信じてる。きっと彼女の満足するようなものが見つかるはずだ。そうすればしばらくの間、幸福に満たされた静寂を享受できるはずだ。
~ メイ・イン

メイ・インの記録#04 (Extinction)

NoteMeiYin.png 私はこの場所が好きじゃない。ヘレナは失われた知識の保管庫だと言ってる。でもここにいるとサンティアゴと一緒に探索した部屋のことを思い出す。そこには無数のガラスの棺があり、動物と人間がその中で眠りについていた。ネルヴァと戦った場所が天国の果てだとしたら、あそこは間違いなく地獄の十殿だった。

ここには例の悪魔はいないが、やっぱり人間が入っていい場所には思えない。ここには大地や空の気配がない、どこを見て初めて目にするような奇妙な金属と機械ばかりで、ダイアナたちでも使いこなせそうにない。

カズマにパトロールを強化するように言っておこう。油断は禁物だ。
~ メイ・イン

メイ・インの記録#05 (Extinction)

NoteMeiYin.png ホールには驚くべきものが隠されていた、そう表現するしかない。私はそれをパトロール中に発見した。それを見つけたのは小さな部屋の中で、その目的は理解できないが、とにかく美しい。

まるで宝石のような形をしていて、磨かれた表面は金属のように滑らかで、美しくも荘厳な黄金色に光り輝いている。それは空中に浮いているが、どうやっても動かすことができない。そしてその光は暖かいが、触るとひんやりとしてる。

ヘレナが調べたがりそうだ。それでも正体がはっきりと分かるまでは、彼女の研究は私が管理するつもりだ。
~ メイ・イン

メイ・インの記録#06 (Extinction)

NoteMeiYin.png 信じられないことが起こった。私があのアーティファクトに触れた時は何の反応もなかった。でもヘレナがそれに触れた途端に、その黄金の輝きが目も眩むような光へと変わった。視力が回復した時には、アーティファクトはすでに粉々になってた。純粋な太陽光のような小さな宝石だけがそこに残り、空中に浮いていた。他の部分はただの殻だったということだろうか?

幸いなことに、ヘレナに怪我はなかった。でも私の不注意に弁解の余地はない。私は彼女を守ると誓ったのに、もう少しで失敗するところだった。もっと慎重にならなければ。

私は同じ失敗は繰り返さない。ヘレナが触れる前に、私は空中に浮いていた宝石を奪い取った。それが安全だと分かるまでは彼女には触れさせない。
~ メイ・イン

メイ・インの記録#07 (Extinction)

NoteMeiYin.png できればこの宝石を粉々にしたいが、その方法が分からない。これを持っているとその肌触りと重さを感じることはできるが、それは影を作らず、叩いても何の音もしない。まるでここに存在していると同時に、手の届かない場所にあるようだ。

でもヘレナは、それが多くの疑問を解き明かすための鍵だと考えている。だから安全な場所から調べるのは許すことにした。彼女は最初、私の予防処置に激怒した。でも心から怒っていたわけじゃない。そしてやがて、彼女は私の判断に理解を示してくれた。

ヘレナはこの宝石が大きな変化をもたらす可能性があると言ってる。彼女の言っていることが全部分かるわけじゃない。だけど前よりも宝石を慎重に扱うようになった。私にしてみればそれで満足だ。

残念だが、そのうち誰もこの宝石のことを気にしなくなるだろう。
~ メイ・イン

メイ・インの記録#08 (Extinction)

NoteMeiYin.png 地平線に大群の姿が見える。今までに見たことがないほどの数だ。その先頭にいる悪魔は山に影を落とすぐらい大きい。それがこちらに向かってきていることに気付いた私たちは、キャンプを片付けて荒れ地に向かった。しかし私たちが移動すると、その集団も後を追ってきた。これはただの偶然じゃない、これは狩りだ、そして私たちは獲物だ。

ヘレナは宝石が私たちを助けてくれるかもしれないと言った。それでも私は彼女が宝石に触れることを許さなかった。背中合わせになって戦えば彼女を守れる。でも理解できないものから彼女を守ることはできない。

とにかく、戦闘が始まれば正面からぶつかるしかない。敵がどれだけいようと、私が相手をしてやる、そしてここにいる皆のために勝つ。勝たなくてはならない。
~ メイ・イン

メイ・インの記録#09 (Extinction)

NoteMeiYin.png 全部私のせいだ。最初はこちらが敵を圧倒した。だから奴らのボスが戦場に現われた時、私そいつを始末しようとした。それが破滅のもとだった。鎧の巨人でも、その皮膚に傷1つ付けることができなかった。何て私は弱いのだろう。

私はまたヘマをした、戦闘が始まる前にヘレナに太陽の宝石を盗まれていたのだ。だがそれがなければ私は死んでいたかもしれない。その悪魔が私を潰そうとした時だった。ヘレナは巨人の殻を開くと、その宝石を高く掲げ、自分の手首にある金属の印の中にそれを置いた。

私の頭に悲鳴が鳴り響いた、ただ怪物たちが受けた衝撃はそれ以上だった。怪物たちは混乱に陥って退却を始めた。私はこれが最後のチャンスだと直感した。残っているのはヘレナと私だけだ。死んでいない者たちも長くはもちそうになかった。ヘレナ自身も立ち上がれないほど疲弊していた。だから私は巨人を使って彼女を抱きかかえ、そこから逃げ出した。

私はボロボロになりながら、とにかく逃げた。
~ メイ・イン

メイ・インの記録#10 (Extinction)

NoteMeiYin.png 私は保護者として失格だ。彼らはダイアナの仲間だった。彼女が残した生きた証だった。彼女は私に彼らを預けたのに全員死なせてしまった。サンティアゴ、ウーズイ、ダイアナの時と同じだ。本物の戦士は自分の命を賭けて愛する者たちを守る。でも私は炎から逃げ出し、全てを灰にしてしまった。いつもそうだ。

私が唯一救うことのできた人物は、今も何とか命を繋ぎ止めてる。彼女の肌には無数の光の筋が浮かび上がっている。目を覚しても数分後には再び眠りについてしまう。彼女は目を覚すと、詩を読むかのように、意味の分からないこと呟く。遠くにある墓が彼女を呼んでいて、私たちはそこに行かなければならないらしい。その墓に行けば治るのかと聞いたが、わけの分からない答えしか返ってこなかった。彼女が起きるたびに、その声が遠ざかっていく。

ヘレナ、私はあんたから絶対に離れない。その心臓の音とかすかな息遣い。私にとってはそれが全てだ。
~ メイ・イン

メイ・インの記録#11 (Extinction)

NoteMeiYin.png ヘレナは睡眠中に震えながら汗いている。そしてついに目を開かなくなった。残された希望は、もうろうとした意識の中で彼女が書いたメモと地図だけだ。

彼女は時々その苦しみの中で、意味不明な言葉とも、うめき声ともとれるようなことを呟いている。私は食べ物を砕いて粉状にし、水を使って彼女の喉に流し込むことしかできなかった。移動する時は、巨人のコントロールルームの端に彼女を縛り付け、彼女の無事を確かめるために何度も止まりつつ前に進んだ。

こうなったのは全部私のせいだ、弱っていくヘレナが心配だ。彼女を失ってしまったら、私は何一つ成し遂げられなかったことになる。私は一体これからどうすればいいのだ。

お願いだから、彼女まで連れて行かないでくれ、頼む。
~ メイ・イン

メイ・インの記録#12 (Extinction)

NoteMeiYin.png 予言や千里眼はあまり信じてない。でもヘレナが言っていた墓は、彼女にとって唯一のチャンスなのかもしれない。彼女がもう私の言葉にすら反応しなくなった。私が彼女を目覚めさせるためにできることは何もない。彼女の書いた地図が正確であることを祈るしかない。

だとしても、まだそこまでかなり距離がある。汚染された荒れ地からは出られたが、目の前には氷と雪の大地が広がってる。頭上では嵐が猛威を振るっていて、鎧の巨人でも、なかなか前に進めない。一歩進むだけでも大変だ、巨人の力がだんだん弱くなってるような気がする。この先に進むには、巨人に紫の炎――ダイアナはエレメントと呼んでいた――を食べさせる必要があるかもしれない。

自分の力だけでこの寒さを乗り越えるしかないようだ。
~ メイ・イン

メイ・インの記録#13 (Extinction)

NoteMeiYin.png 左腕がかなり痛い。骨が折れているかもしれない。エレメントを探していた時に怪我をしてしまったのだ。嵐と旅のせいで私は体力を失っていた、そんな無防備な私を獣たちが見逃すはずがなかった。激しい戦いだったが、残っていた獣たちも最後には諦めてくれた。でもその戦いのせいで私は大きな代償を支払うことになった。

キャンプまで戻るのに半日かかった。雪に足を取られて、幾度となく滑って転んだ。そのたびに体が立ち上がるなと言ってきた。何度かその言葉に耳を傾けそうになった。できることならそうしたかった。痛い。寒い。疲れた。とにかくそれを終わらせたかった。

何となく分かった気がする。ここが私の限界、私の終着地なのだ。
~ メイ・イン

メイ・インの記録#14 (Extinction)

NoteMeiYin.png 外で嵐がうなり声を上げる中、私は鎧の巨人のお腹の中で眠りにつき、夢を見た。私は故郷に戻っていた。イー地方にある私たちの小さな村。村は暴動のまっただ中だった。全員が穀物庫に集まっていて、降伏するかどうか話し合っている。議論が終わりそうになかったので、私は立ち上がり、槍を持つと、出口へと向かった。

「見たか? 彼女ですら、あのクズに負けることよりも皇帝のために死を選ぶ」。ある男が言った。

「そうじゃない」と答えると、私は彼のほうを向き「死ぬつもりはない。生き残ってみせる」と言った。

他の者たちは私たちの知らない私たちの記憶のことを話していた。私が長い間探していた故郷は最初から存在していなかったのかもしれない。例えそれが事実だとしても、その言葉は私のものだ、それだけは間違いない。これは終わりじゃない。私が死ぬべき場所はここじゃない。

生き残ってみせる!
~ メイ・イン

メイ・インの記録#15 (Extinction)

NoteMeiYin.png 私を攻撃した獣たちは私の獲物だ。私はその群れを見つけるために引き返した。私の前に跪かせてやる。

その獣は空中を歩くように移動した。見えない足掛かりから次の足掛かりと飛び移って私を攻撃してきた。おかげで動きを予測するのは簡単ではなかった。それでも金属の罠を使って機動力を奪うことで、その動きを封じることができた。彼らは遠くから氷の矢を放ってきたが、私を止めることはできなかった。

眠りについた後、私は彼らを服従させるために説得を行った。そして私はその群れのリーダーとなった。彼らの力は旅の助けになる、でもそれだけではまだ足りない。これはまだ始まりにすぎない。
~ メイ・イン

メイ・インの記録#16 (Extinction)

NoteMeiYin.png 腕はほとんど回復した。痛みを感じることなく鎧の巨人を操作することができる。重い物を持ち上げたり殴ったりしてみても悲鳴を上げなくなくなった。やるなら今しかない、そのころにはさらに多くの動物が私の仲間になっていた。

大フクロウは雪のように白い羽を持っている。彼らは空から私をめがけて急降下してきた。でも私はその爪をかわし、彼らをねじ伏せることに成功した。その視野の広さのおかげで、今では簡単に事前に危険を察知できるようになった。

私の群れは大きくなり、私の力も戻ってきた。出発する時間だ。もう少し頑張ってくれ、ヘレナ。必ずあの墓に連れて行く、約束だ。
~ メイ・イン

メイ・インの記録#17 (Extinction)

NoteMeiYin.png 移動中も、私は獣たちを仲間に引き入れ続けた。巨大な宮殿の中では、トゲを矢のように撃つことのできるトカゲと、私の荷物程度なら容易に運ぶことのできる空飛ぶイモムシをテイムした。

彼らの考え方や規律には初期の仲間たちと異なる部分もある。それでもその力は非常に強力だった。彼らが私の仲間として、鎧の巨人と一緒に戦ってくれれば、目の前にどんな怪物が立ちはだかっても恐くない。

私が誰であるかを世界に思い出させる時がきた。墓に向かって行進しながら、私の名をこの大地に刻みつけてやる。そうすれば永遠に語り継がれることになるだろう。私こそがビーストクイーンだ。私を拒否できる者はいない。
~ メイ・イン

メイ・インの記録#18 (Extinction)

NoteMeiYin.png 地図が正しければ、もうすぐ墓が見えてくるころだ。怪物と醜い獣たちが立ちはだかったが、それほど手強い相手ではなかった。どうやらもう私たちを邪魔するものはいないようだ。しかし後ろからは何かが迫ってきているのを感じていた。しかもどんどん近付いてきている。

新たな群れだ。前に私たちを襲った巨大な悪魔は見当たらなかったが、それとは違う種類の小さな怪物たちがいた。リーダーに比べて小さいが、それでも普通の獣よりは遥かに大きい。しかも力もかなり強そうだ。

幸運なことに、私の群れのほうが足が速かった。向こうよりも先に墓に到着する必要がある。それにヘレナをすぐに治すことができれば、戦わずにすむかもしれない。
~ メイ・イン

メイ・インの記録#19 (Extinction)

NoteMeiYin.png 洞窟の入口はすぐに見つかった。そこに辿り着くと、ヘレナが体を起こした。完全に目を覚したわけじゃなかったが、彼女の言葉を聞き取ることはできた。

「昇天の霊廟。祭壇を探せ」

グズグズしている暇はない。私は入口を守るために群れの大部分をそこに残すと、信頼を置く一部の獣を連れて洞窟の奥へと進んだ。そこには異形の生物たちがいた。ヘレナを治すには、この不自然な獣とその穢れた血を墓から排除する必要がありそうだ。

ゴールはもう目の前だ。血管の中をいつも以上の興奮が駆け巡る。今の私を邪魔した者は、一瞬でバラバラになってしまうだろう。
~ メイ・イン

メイ・インの記録#20 (Extinction)

NoteMeiYin.png 獰猛な獣を全て始末した後、洞窟の心臓部へと続く道を見つけた。これがもし皇帝の霊廟だとしても、あまりにも美しすぎる。この墓の名前には他に意味があるようだ。

壁沿いの金鉱脈からは、花のようにクリスタルが芽吹き、輝いている。クリスタルがその空間を優しく照らしており、部屋の中心にあるクリスタルは、演壇に降り注ぐ日光によって、まばゆいばかりの光を放っていた。

その祭壇には何かの道具のようなものが乗っていた。ダイアナたちが使っていたベッドに似ている。ただ大きさも装飾の細かさもそれとは比べものにならない。ここにヘレナを寝かせろということなのだろう。そうすればあの機械がきっと彼女を治してくれる。そのはずだ。
~ メイ・イン

メイ・インの記録#21 (Extinction)

NoteMeiYin.png 上手く行った、予想どおりだ。ヘレナを中央の祭壇に寝かせてから後ろに下がると、機械が音を立てて歌い出した。クリスタルがさらに輝きを増し、淀んでいた洞窟の空気が暖かくて心地良いものに変わった。

ヘレナはどんどん回復していった。汗が止まり、呼吸も安定している。まるでホタルのように、寝ている彼女の周りを金色の瞬く光が飛び回っている。彼女はこれ以上ないほど安堵した表情を浮かべていた。光は部屋全体に広がっていた。私は彼女の様子を見ながら、自分の心臓の鼓動が落ち着き、安定していくのを感じていた。

残念ながら、その作業はすぐには終わらなかった。そうしている間にも追ってきた群れが近くに迫りつつあった。時間を稼がなければならない。
~ メイ・イン

メイ・インの記録#22 (Extinction)

NoteMeiYin.png 私はその部屋を封鎖し、小さな怪物が私の目を盗んで侵入した時の防衛策として一対の獣をそこに残した。部屋を開くには時間が掛かるだろう。でもこの戦いが終わった後であれば、ある程度の苦労は受け入れられる。

私は残りの獣たちと鎧の巨人を使って、洞窟の入口の手前に防衛陣形を敷いた。遠くには、近付いてくる群れの姿が見える。私の群れよりも数が多い、すぐにこちらに襲い掛かってくるだろう。

私はここから一歩も引かない。撤退することも降参することも考えていない。最後には、奴らが死ぬか、私が死ぬかのどちらかだ。

掛かってこい。準備はできてる。そうだろ? ダイアナ。
~ メイ・イン

メイ・インの記録#23 (Extinction)

NoteMeiYin.png 最初の攻撃は跳ね返すことができた、だが犠牲が出なかったわけではない。テイムされていない怪物たち以上に私の動物たちは激しく戦った。私の仲間は減っていく一方だが、迫り来る悪魔たちの勢いは一向に衰えなかった。鎧の巨人で小型の怪物たちを簡単に倒すことができるのは仲間のおかげだ。それでもあの我慢強さは警戒する必要がある。

真下の墓から、何かが湧き上がってくるのを感じた。あの機械はまだ動いている。もう少しこの群れを抑え込むことができればヘレナが目覚める。そうすればここから脱出できる。

でもまずは私が持ちこたえなければならない。
~ メイ・イン

メイ・インの記録#24 (Extinction)

NoteMeiYin.png 次から次へと怪物たちが現われる。まるで無限に沸いてくるかのようだ、でもそんなはずはない。とにかく戦い続けるしかない。

時間が経つにつれて、状況はどんどん悪化してきた。1匹また1匹と仲間が倒れていき、敵の攻撃の合間ぐらいしか休むことができない。まぶたが重い、筋肉が痛い。こうやって書いていないと、集中力が切れてしまいそうだ。

巨大な悪魔たちはまだ動いていない。小さな動物たちを使って私の戦力を削ぎ、私が疲れ切ったところを攻撃するつもりだ。それでも時間制限がないわけではない。下にある墓からまだ音が鳴り響いてきているからだ。奴らの我慢にもいずれ限界が訪れる、その時にこの戦いの行方が決まる。
~ メイ・イン

メイ・インの記録#25 (Extinction)

NoteMeiYin.png ようやくその時が来た。巨大な悪魔たちが動き始めたのだ。仲間の動物たちが死に、鎧の巨人もダメージを負っているが、奴らの手下は全て始末した。後はあの悪魔たち次第、そして私次第だ。つまりこれで決着がつくことになる。

掛かってこい! 私はイーのメイ・イン・リー、ジャングルと深淵と荒れ地のビーストクイーンだ!私に挑戦するというのであれば、命を賭けて戦おう!
~ メイ・イン

メイ・インの記録#26 (Extinction)

NoteMeiYin.png 私は勝利した。鎧の巨人はうめき声と火花を上げ、私の唇には血がつき、アーマーには血が滴り落ちているが、私は勝利した。

長くて激しい戦いだった。力では勝ち目がない。だから私は巨大な敵たちに攻撃をさせてから、関節部分を狙ってカウンター攻撃を仕掛けた。さらに奴らの動きを鈍らせた後、弱点を狙い、とどめを刺せるようになるまで体力を削り取った。それでも簡単な戦いではなかった。追いつめられた瞬間が何度もあった。

でも最後には大悪魔は死に、私はこうして立っている。立っているだけでなく動けるようになったらすぐにヘレナの様子を見に行こう。
~ メイ・イン

メイ・インの記録#27 (Extinction)

NoteMeiYin.png 光の声がこだまする墓に辿り着いた。機械とクリスタルが美しいリズムで拍動していて、無数の金色のホタルたちがその音楽合わせてヘレナの側で踊っている。彼女の体は太陽のように光り輝き、祭壇の上に浮かんでいる。

部屋全体が光り輝き、ヘレナの肉体が光へと変わった瞬間、私は言葉を失った。私にはそれを見ていることしかできなかった。光となったヘレナが空へと登っていった時、ようやく私は言葉を取り戻し、彼女の名前を呼ぶことができた。そのころにはクリスタの光は曇り始め、彼女の姿はすでにそこにはなかった。

これが彼女の求めていたことなのだということを、なぜか私は理解していた。彼女の魂がどこにあるにしても、安全で安心できる場所にいるはずだ。だとしても悲しくないわけではない。今私は1人きりなのだ。
~ メイ・イン

メイ・インの記録#28 (Extinction)

NoteMeiYin.png 成功したことは間違いない、でも手と心は空っぽだ。こんな気持ちは久しぶりだ。目標を失ってしまった。戦う理由も逃げる理由もない。平和とはこういうものなのだろうか?

洞窟から出た後、私はすぐに鎧の巨人に乗ってその場を離れた。行き先は決まってなかった、何となくこちらに行くべきだという本能に従った。そして私は今、1人きりで毒の大地と空っぽの宮殿の中をさまよっている。行き先を決められるのは私だけだ。

ついてない。今日は空に雲1つない。この首に誓った約束を果たすのにふさわしい一日になるはずだったのだが。
~ メイ・イン

メイ・インの記録#29 (Extinction)

NoteMeiYin.png 鎧の巨人は動きを止めた。私には直し方が分からない。ここまで持ったのが幸運だったのかもしれない。墓に辿り着く前に動かなくなっていたらヘレナを守れなかっただろう。

これなしで前に進みたければ、すぐに行動を起こさなければならない。物資は残り少ない、それに自分の力だけで生きていくとなると、やるべきことが山ほどある。食糧。寝床。安全。顔に付いた血を洗い流す時間も必要かもしれない。

でも今はとにかく眠りたい。飛んでいる夢を見られそうだ。
~ メイ・イン

メイ・インの記録#30 (Extinction)

NoteMeiYin.png 大地を揺らす足音に目を覚した。巨大な悪魔が私を見下ろしていた。自力でその僕たちに反撃したが、状況は絶望的だった。

突然、鎧の巨人が地上に落ちてきた。それは悪魔を潰し、獣たちを蹴散らし、私の前に跪いた。中から太陽色の髪の女が降りてきた、オレンジ色と言ったほうが正確かもしれない。私のジュジ、私の愛するダイアナだった。

しばらくの間、私は自分が死んだか夢を見ていると思っていた。でも否定するには彼女はあまりにも現実的すぎた。その間も彼女の唇は涙と血に濡れたままだった。しかし彼女は私に謝らせようとしなかった。それでいいのかもしれない。だが私は謝りたい気持ちで一杯だった。

どんな仕組みでこうなったのかは分からない。でも私には関係のないことだ。私に分かっているのは、私がこの気持ちを大切にし、永遠に忘れないということだけだ。絶対に。
~ メイ・イン

探検家の記録(ARK: Mobile)

Meiyin Discovery #1 (The Island)

NoteMeiYin.png Surviving on my own has been a constant struggle, even with the aid of my beasts. There is always so much to do, but I must remember to rest.

Toiling by starlight can be dangerous, and I work most efficiently after a night's sleep in my bed. The extra stamina I have when I'm fully rested can prove far more useful than what little I can accomplish when my eyes are heavy with exhaustion.

Yet time is still precious, and I cannot afford to oversleep. Thankfully, a caravan that I was hired to protect gave me a device called an "alarm clock" that clangs and shrieks when it is time to wake up. The sound is quite annoying, but I suppose that is the point.
~ メイ・イン

Meiyin Discovery #2 (The Island)

NoteMeiYin.png Bringing the beasts of this land to heel is not all about dominance, as some would believe. There are armies in this land that are larger than mine, but one of mine is worth ten of theirs, because I have made them part of my family, rather than my slaves.

When I render a wild monster unconscious, I do not simply stuff food down their gullet and demand their obedience. Often I apply a soothing balm to their skin, to calm their nerves and tell them they are safe.

Those who call me Beast Queen may think that I possess some black magic, but it is not so. Through simple tricks like this, I can tame these creatures more effectively, and show that while I am the master of my pack, we are united in purpose.
~ メイ・イン